教育の世界には「10歳の壁」(または「9歳の壁」「小4の壁」など)という言葉があります。このあたりの年齢で抽象的概念の理解や自己の客観視などができるようになってきて、ものの見方や考え方がガラッと変わるわけですが、これが学習面や心理面で壁になり得るというものです。ただし、時期は個人差も大きいです。

 

「リンゴが5個」とかでないと意味を理解できなかったのが、この頃から抽象的な「5という数字」で扱えるようになると言われています。この観点から、何でもかんでも「先取り」するのは効率が悪いばかりか、時には弊害もあると言えるでしょう。例えば、後で習えばすんなりできたのに、無理に先にやらせることで苦手意識や劣等感を持つなど。」

 

なお、この変化は本来的にはネガティブなものではないので、個人的には「壁」よりも法政大学・渡辺先生の「10歳の飛躍」という言葉の方が好きです。

 

 

最近、新小4の長男に「10歳の飛躍」を感じる機会が増えてきました。例を挙げると、受験や仕事といった将来の話をしても真剣に聞いてくれて、聞くだけでなく自分事として考えて発言もしてくれるようになりました。また、一年ほど前には面白さを感じてもらえなかったマンガや本にも、最近は次々と面白さを感じてもらえるようになってきました。

 

マンガだと最近は「ヒカルの碁」、「スラムダンク」、「ブラックジャック」、本だと星新一をここ1か月くらいで次々と読んで、以前とは違っていい反応を示してくれました(いずれも私のお気に入り)。いや~成長を感じるニコニコ

 

 

  

 

 

やはり読んで欲しい本は、一度試して反応が悪くても、その時は嫌いにならないようにあっさり手を引いておき、折を見てまたチャレンジしてみるのが良いですね。

 

変化は単純に年齢だけで起きたものではなく、読書の影響(伝記とか自己啓発的な本をたくさん読みました)や日頃の会話、そして通塾し始めたことなどの寄与もあったように個人的には思いますが、そこはやらなかった場合の対照実験ができないので推測の域を出ません。

 

  

 

文部科学省は、こういった発達段階を考慮したカリキュラムを小学校の全教科で組んでいますが(下の京子先生のYouTube参照)、中学受験産業は商業的な、それも不安商法的な側面「も」持った世界ですので、発達段階無視で「ついて来られる人だけついてこい」的なところもあります。そんななかでも日能研のテストやZ会の問題集には発達段階への配慮を感じますけどね。

 

自分が10歳の頃を思えば本当によく勉強していると思います。SNSを見ていると、塾の問題を2回も3回も解き直しているような人が溢れており、ついペースを乱されそうになったりしますが、長男の「自分なりの頑張り」を人と比べずサポートしていきたいと思います笑ううさぎ

 

安浪京子先生の「中学受験 学年別勉強アドバイス(3・4年生編)」

 

 

 ↑松永暢史さんの本はたくさん読みました。考え方に共感!