こんにちは、木蓮です。

今日は久しぶりに青空。

毎日、雪だよりが続いているフランスです。

 

さて、今日で最終回。

 

この話は、アホな女が「フランス」から「日本」へ帰国するはずだったのに、なぜか「中国」に入国していた物語 vol.11

 

<第11部>~荷物も私もやっと着いたー!!~
 

トイレも食事も必要最低限ですませ、おとなしく搭乗時間を待っていると、ようやく搭乗がはじまった。


なぜだろう……。

飛行機の座席に座った途端、
中国圏を脱出できたんだと、妙な安心感に包まれる。


 

今回、4回も乗り継いでの帰国だったけれど、

私の正直な感想として、大韓航空は、離陸着陸もとてもスムーズだったし、何より食事は美味しかった。


特にチューブに入ったコチジャンは、辛い物が好きな私にはぴったり。


仁川空港はとにかく綺麗だし、本来ならゆっくりと買い物でもしたかったのだけれど、とにかくトランジットの時間がない!


実はここでも小さなエピソードがあるのだけど、
今回は割愛。

 


さて、ここまで書いてきて、

結局、私が話したかったことは、
そう!!

 

ヘルシンキに置き去りにされた私の荷物のこと。
 

最終的に、韓国からはアシアナ航空で関空に帰国。


仁川空港から関空に無事到着したころ、
荷主の苦労はつゆ知らず、私のスーツケースは、
まだヘルシンキで優雅に1泊していた。


もちろん、関空にはまだ到着してない。
フィンエアー側は、

「なにがあっても、あなたと一緒に荷物は到着します!」と、堂々と言いきったけれど、
そんなものは信用しちゃいない。


そのため、再度ロストバゲージを申請するべく、
アシアナ航空のグランドスタッフに声をかけた。


「すみません。○○◇◇で、荷物が届いていません。
これは、フィンエアーに言ったほうがいいですか?」と。


すると、今までの経緯を話しているうちに、
彼女にこう言われたのである。

 


【最終的にお客様の荷物は、
最後に乗ったエアーの責任になりますので、
私どもが責任を持って探し出します】
と。
 

 

このとき、私は初めて知った。
今まで、購入したチケットの航空会社に
荷物の責任があるのだと思っていたけれど、
最後に乗った航空会社が、責任を持つのだということを。


そのため、先日話した「ワンワールド」や、
「スターアライアンス」などのグループの違いは、
少々厄介なことになり、時間がかかってしまうようだ。

 


LINEをやっていない私は、
アシアナ航空のスタッフとWhats Appの交換をし、
彼女が荷物の状況を教えてくれると言ってくれた。

 


次の日。
私の荷物は、1泊した多くの日本人の方と一緒に、
フィンエアーで運ばれてきたと連絡があり、
何事もなかったように、

次の日の早朝、実家に宅急便で送られてきた。

 

 

 


23kg×2個。
考えてみれば、
重い荷物を持って帰らなくてもよかったので、
とてもラッキーだった。

 


アシアナ航空のスタッフさんには、
無事に届いた旨を報告し、お礼を述べると、
とても喜んでくれた。

 


今、ゆっくりと当時を振り返ってみても、
フィンエアー以外は、とても親身になって、
手を尽くしてくれたフライトで、

文句は一つもない。


フィンエアーは、昔、とてもいい航空会社だと
知っているからこそ、少し残念な気もする。

 


もちろん、ほとんどの方には、
何もないのだろうけれど。
時はめぐり―――。


ある日のこと。
神戸三ノ宮駅で、
新幹線のチケットを買っていた。


しかし、
横の券売機でチケットを買っている女性が、
何度も私の購入している様子を
不躾にのぞきこんでくる。

 

さすがに、不審に思い
「なにか?」と
怪訝そうな声をあげると、
「ごめんなさい」
そう言いながら、何度ものぞいてくる。


すると、突然、
「パンダ、パンダ」と、
中国語がスマホから聞こえてきた。


あぁ、中国の人か……。


実は友達と約束していて、
時間があまりなかったのだけど、
彼女のことが気になりはじめた。


「英語は話せますか?」
そう聞いたけれど、
彼女は首を振る。


「フランス語は?」と聞いても、
ダメだった。


どうやら、QRコードを使って、

チケットを取りだそうとしていたようだったけれど、
私がやっても、結局ダメだった。


近くの駅員さんに聞いてみると、
「このチケットはパスポートが必要で、
ここでは取りだせないから、
東口に回ってください」と言われた。

 


一瞬、時間を考えて悩んだけれど、
「私についてきて!」と
ジェスチャーで伝え、
とりあえず対応してくれそうな窓口まで連れていった。

 


当時、駅中はGWらしく、すごい人混みで、
最後まで一緒にはいられなかったけれど、
彼女は何度も頭を下げてくれた。


あのフィンエアーのキャンセル時、
中国の人たちに、とても親切にしてもらったので、
どうしても、助けてあげたいと思った。

 


人生って本当にうまくできている。
人からいただいた恩は、
誰かに返せるようになっているのだと……。
<完>

 


長い間、おつきあいありがとうございました。
もしも私のように航空便がキャンセルになり、
ロストバゲージをしたら、
最後に乗った航空会社が荷物の責任を持ってくれると
覚えておいたらいいかなと。
もちろん、例外もあるでしょうし、
人によって様々な事例があるでしょうが。

 


そして!!
みなさまは、私のような無謀なチャレンジをせず、
ロストバゲージを極力避ける
安全なルートで旅行を楽しんでくださいね!