「瞳の中の大河」沢村凛

庭師と駆け落ちした令嬢の子供アマヨク。

母親が死んだあと、父との関係は冷たいものだった。

愛情に飢えていたアマヨクは無自覚のまま、母の兄のために軍人となる。

アマヨクは軍人として「正義」をひたすら信じて猛進する。
同じ「正義」を持つがゆえ、野賊として、腐敗した国に逆らう女性との関わり。

平民として、平民の幸せを考える「軍人」はとても希少で、貴族には理解されない。

貴族である叔父に忠誠を誓いつつも野賊の女性への無自覚の恋がある。

そんなアマヨクの一生。

アマヨクと、取り巻く人々の気持ち、行動が、読ませます。




ラストは言いません。



この世界の話じゃないから、ファンタジーなんだけど、別に魔法とかは出てきません。

できないことはできない。

けれど、いろいろな人々が、それぞれの地位から動いて、世界は変わることもあるのだというお話。


後半は夜中に一気に読んでしまいました。

わりと、好きです。