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1/1(水) 02:00

ホームレス犬たちにハウスをプレゼントした小学生たち。

時に子どもたちのまっすぐな心は,私たち大人も見習うべきものがある。メキシコ・サカテカス州のある小学校の児童たちは,家族のいない野良犬たちのためのシェルターを作った。彼らのこと取り組みはSNSで話題となり,たちまち世界へと広がっていった。子どもたちは一体,どのような方法でどんなシェルターを作ったのだろうか。

ある日の学年末,小学5年生の児童たちは「世の中に対して何かできることを」という目的で何かのプロジェクトを立ち上げよう,と思い立った。どんなことができるのだろう,と,先生の協力のもと話し合った。その結果,メキシコではとても一般的な問題となっている「ホームレス犬」,いわゆる野良犬について何かできることはないだろうか,と考えた。野良犬…,それは人間の勝手な都合で捨てられてしまった犬たちだ。本来ならば,家族と一緒に暮らしているはずのその犬たちは,生きるために野良となり,雨風にさらされながら日々を過ごしていた。その現実に目を向けた子どもたちは,犬たちに寒さや雨をしのげる安全な場所を提供したいと考えたのだ。

画像:© Kenky / Pixabay

このプロジェクトにはもう一つ要素を取り入れる必要があった。それは「リサイクル」の考え方も根付かせるというもの。犬たちにとって安全で快適な場所,そしてリサイクル。この2つを組み合わせて考えだしたのが,廃材やペットボトルなどの捨てられた物などを使って犬たちの家を作るというものだ。木材,古いシーツ,ペットボトルやダンボール,古布。子どもたちは様々な物を街から集めたり自宅から持ち寄ったりして,見事な犬小屋を作ったのだ。

© Instituto Educativo de Zacatecas / Facebook

メキシコでは,動物の飼育放棄や遺棄が深刻な問題となっている。ベーリンガーインゲルハイム・アニマルヘルス社によると,メキシコでは,遺棄されたり放棄されたりして野良となってしまった犬は70%にも上るという。

© Instituto Educativo de Zacatecas / Facebook   © Albergue Lazos Caninos / Facebook  

幸いなことに,これらの犬たちを救助,保護し,ケアをする保護施設団体も増えてきているという。この子どもたちが作った「犬の家」も,それらの団体に寄付されたそうだ。

また,里親を探す運動も広まってきているそう。これらの保護団体は,少しでもこのような無責任な飼い主や不幸な犬たちを減らすべく次のようなスローガンを掲げ,精力的に取り組んでいるという。

・ショップからではなく,施設等から保護犬を迎える。

・繁殖はさせない(適切な時期に去勢を)そして,まだ飼いたい場合は他の保護犬を。

・ペットは生き物であるということを忘れない。ペットにかける時間,かかる費用,習慣・習性,自身の経済状況を考慮する。

子どもたちは,このような無責任な大人たちに対して警鐘を鳴らしているのかもしれない。彼らの取り組みを通して,メキシコだけではなく日本でも世界でも,1日も早く不幸な犬たちがいなくなる世の中を願ってやまない。

文/織田 浩次

参考資料/ブライトサイド:メキコの子どもたちはホームレス犬たちに廃材を利用して家を作ってプレゼント。(Mexican Children Built Houses for Street Dogs Using Recycled Materials and We’re in Awe of Them)

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