最近、私が勤めている病院で、建て替えの工事がだいぶ進んできました。


この前地鎮祭もすませ(静岡新聞に載ったらしい・・)、普段通行できていた道も工事の鉄板で塞がれ、大きなトレーラーも運び込まれているのでしょうか。


一番便利だった職員用入口が塞がれてしまって少々迷惑ではありますが


病院がきれいになって、変わることは楽しみなので、ここら辺は我慢しましょう。



今日朝、ふと窓から外を見ると


工事が進むにつれ、病室の窓から見える景色がだんだん変わってきていました。



今まで景色の移り変わりとともに、葉の色を変え、雰囲気を変えていた大きなイチョウの木や紅葉の木、桜の木なんかもどんどん切り倒されてきたのです。


だんだん広くなる新しい敷地


景色の色を映し出すものがなくなってしまったその場所は、とても殺風景で、物悲しいものになってきたように感じました。



患者さんも、


「何年も、何十年もこの場所に植わって葉をつけていたのに、かわいそうね」



と寂しそう。



窓から見えていた木々たちは、なかなか外に出ることが出来ない患者さんの季節を感じられる風景だっただろうし、楽しみだっただろう。


また窓から見る景色は、昼間ベッドにいなければならない患者さんにとっては、病室の天井や壁と違い、唯一移り変わる風景。


「今日はこんなに花がついてる」


「葉っぱが散りだした」


と、日々同じものはない風景を見せてくれていたのに。



ウチの病院は、自然豊かな療養環境が一つのウリだったし、患者さんに穏やかな療養環境を提供するのにとても適していた。


そういうものはいったいドコに行ってしまうのだろうか。



どこまで木々が削られてしまうのか分からないが、建て替えのためとはいえ、こういう風景がなくなってしまうのはとても寂しいと感じた瞬間でした。