私が世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に興味を持つきっかけのひとつが、
大阪にある南蛮文化館を訪れたことです。
昨年11月、南蛮文化館に初訪問しました
阪急中津駅からすぐ、大阪駅から歩いても20分くらいのところです。
南蛮文化館
1968(昭和43)年開館の私設美術館です。
北村芳郎さんのコレクションで、安土桃山~江戸時代初期の南蛮文化に関連するものを展示しています。
この美術館、幻の美術館と呼ばれているそう
それは、年に2回、5月と11月のみ開館だからのようです。
今回、阪急の情報誌TOKKで南蛮文化館のことを知りました![]()
マンションなど並ぶ静かなエリアでした。
入場料800円。
展示室の撮影は不可です。
入口付近の過去のポスター看板の写真はOKとのことで、撮らせていただきました![]()
この先、入ったところに洋風の鐘があります。
細川家九曜紋入鐘
キリシタン鐘で現存するものは、この鐘も含めて4点しかないそう。
なんと鐘をついてもいいとのこと![]()
上のポスターにある十字架の展示もありました。
この十字架は、細川ガラシャの形見といわれるものだそう。
明智家の家紋である桔梗、そして秋草とトンボ、裏面は鶴の象嵌装飾でした。
手に握ることができる小さな十字架で、とても繊細な装飾でした。
美術館の1階にはキリスト教関連の展示品が所狭しと並んでいます![]()
今期のポスターになっているフランシスコ・ザビエルの絵は、
1596年、ローマ刊のトルセリノ書物「聖フランシスコ・ザビエル伝」の表紙。
“彼の唇より「主よ十分なり、十分なり」と感謝に充たされた賛辞がさけばれている”とラテン語で書かれているそう。
大阪府指定文化財に登録されています。
そして一番衝撃的だった展示はこちらの絵です。
実物は写真不可なので、こちらもポスター看板を撮影したもの。
悲しみのマリア画像
福井で代々藩医を務めていた旧家の土蔵の土塀の中から大正時代に発見されたものだそう![]()
竹筒に収められていたそうで、絵の縦横の傷や亀裂がそれを物語っています。
おそらく16世紀後半、イタリア人画家によって描かれたものとのこと。
徳川幕府のキリシタン弾圧で、ほとんど没収、破壊された中で残った非常に貴重な品です。
実物の絵を目の前で見て、絵の傷からその歴史を感じることができました。
その他、漆芸品の展示もすごかったですよ![]()
イエズス会紋章入り聖餅箱や書見台
公式図録より
蒔絵螺鈿細工の箪笥や櫃(ひつ)などの調度品はもう感動的でした![]()
鳥獣草花蒔絵螺鈿大櫃
クジャクやトラ?なども螺鈿細工されていて、華やかです![]()
これらは輸出用漆器だそう。
日本からヨーロッパへ輸出され、フランスなどヨーロッパ各地の王侯貴族に好まれたとか。
桃山時代の工芸品をこんな身近で鑑賞できるとは想像していませんでした![]()
展示ケースに入っていないものもあり、本当に目の前で鑑賞できます!!
1階の窓際に古いステンドグラスの展示もありました。
5月は日の光が入るそうで、ステンドグラスをより美しく眺められるとのこと。
これは5月に再訪しなければ、と思った次第です![]()
2階には南蛮屏風などの展示があり、これらもまた素晴らしいの連続でした![]()
次回へつづきます~









