大阪城の最寄り駅のひとつ

大阪城公園駅

 

 

大阪城公園駅は、JR大阪環状線で一番新しい駅です。

 

新しいといっても、昭和58(1983)年にできました。

この年、大阪城築城400年まつりがあって、それに合わせて新設されました音譜

 

そして、大阪環状線で唯一の地上駅アップ

 

先月、京橋から森ノ宮区間を歩いて、高架が続く環状線が、どこから地上を走るか検証した記事はこちら。

下矢印

 

さて、大阪城公園駅の構内の壁面は、信楽焼きの陶板レリーフで飾られていますラブラブ

 

3面に日本画家 西山英雄氏の「なにわの精華」

三部作構成になっています。

 

東側の壁面

 

北側の壁面「賤ケ岳合戦」

 

西側の壁面

 

そして、南側の壁面、つまり改札上の壁面には、

司馬遼太郎氏の作品が刻まれていますキラキラ

 

 

先史時代からの大阪の歩みが叙情的に表現された名文とのことラブラブ

 

何が書いてあるか、じっくり味わいたいのですが、

レリーフは高いところに設置されていて、目も悪いからよく読めませんあせる

 

帰宅後、調べると、本に掲載されていることがわかりました。

 

中公文庫『ある運命について』または

新潮文庫『司馬遼太郎が考えたこと』

 

 

 

 

おごそかなことに、地もまたうごく。

私どもは、思うことができる。

この駅に立てば、台地のかなたに渚があったことを。

遠い光のなかで波がうちよせ、・・・

(略)


悲しみは、この街に似合わない。
ただ、思うべきである。

とくに春、この駅に立ち、風に乗る万緑の芽の香に包まれるとき、

ひそかに、石垣ををとりまく樹々の発しつづける多重な信号を感応すべきであろう。

その感応があるかぎり、この駅に立つひとびとはすでに祝われてある。

日日のいのち満ち、誤りあることが、決してない。 

  

司馬遼太郎

 

 

 『ある運命について』の書籍に、「草するにあたって」というページがあって、その中にこう書かれていました。

 

最初、気はずかしかった。そのため再三おことわりした。

が、断るたびに、心の奥からこの地への感情の湧きおこるのをおさえかねた。

ついに、書くことにした。

これは、愛郷心というようなものではない。
大阪という都市への尊敬心であると思っている。

 

 

とても興味深く作品を鑑賞させていただきましたラブラブ

 

 

 

大阪城公園駅に行かれたら、改札の上を是非、見てくださいねラブラブ