毎月学んでいる「発達心理学講座」
今回のテーマは、
「ゲーム・スマホ・AIが子どもの脳に
与える影響(不登校との関連)
~依存を防ぐ関わり方~対立しない
ルール作りと対話」
12回シリーズでまとめていきます
🌈スマホを止められないのは「意思」の問題ではなく「脳」の問題
「スマホをやめなさい!」
何度言ってもやめられない
「本人の意思が弱いから?」
実は、そう単純な話ではありません。
そこには
脳の「ブレーキ」の発達が
大きく関係しています !
🌈 脳の「ブレーキ役」は前頭前野
脳の中で、
・判断する
・衝動を抑える
・未来を予測する
・我慢する
・計画を立てる
・感情をコントロールする
こうした働きを担っているのが
前頭前野です!
いわば、脳の「ブレーキ役」
一方で、
「もっとやりたい!」
「もう少しだけ!」
という欲求には、ドーパミンなどの
脳の仕組みが関わっています
つまり
欲求はアクセル
前頭前野はブレーキ
というイメージです
🌈10代では「ブレーキ」がまだ完成していない
前頭前野の発達は
20代以降まで続く
と言われています
つまり、10代の子どもたちは、
「やめたいけれど、やめられない」
という状態になりやすい
「自分で我慢しなさい」
「意思を強く持ちなさい」
と言うだけでは、難しいのですね…
🌈「便利」の代償―スマホを使っている時、脳はほとんど働いていない
ここが、今回一番
お伝えしたいところです
スマホは、とても便利です
わからないことがあれば
スマホで検索すれば
すぐに答えが出てきます
でも
「便利」ということは
脳が処理をしなくても済む
ということでもあります
たとえば
スマホで検索するのと
紙の地図や辞書などを使って
自分で調べるのでは
脳の使い方が違います
スマホなら、
「検索する」
↓
「答えが出てくる」
脳が自分で
考えたり、探したり、記憶したり
する機会が少なくなりますよね…
スマホを使っている間、脳はほとんど働いていない
これこそが、今回のブログで
一番お伝えしたいポイントです!!
「スマホで調べれば
すぐに答えが出る」
という便利さの中で
脳が本来行うはずだった処理を
スマホに頼りきってしまう
🌈「好き」と「依存」の境界線とは?
では
「スマホが好き」
と
「スマホに依存している」
の違いは何でしょう?
時間の長さだけではありません。
習慣(Habit)
・やるべきこと(宿題・睡眠)
と両立できる
・自分でコントロールできる
依存(Dependence)
・やめたいのに、やめられない
・生活に支障が出ている
・嘘をついてまでやる
大切なのは
何時間使ったかだけではなく
「自分でコントロールできているか」ということ
生活が崩れてしまうほど
コントロールできなくなっているなら
それは単なる「好き」や「習慣」
とは違ってきますよね…
これは
単なる意思の弱さではなく
脳の回路が変化してしまった状態
🌈「退屈」が子どもの創造性を育てる
もうひとつ、見逃せないのが
「退屈な時間」
脳は、何もしていないように
見える時間にも
情報を整理したり
考えをまとめたり
新しいアイデアを
生み出したりしています✨️
ところがスマホがあると
ちょっとした隙間時間さえも
動画を見る。
ゲームをする。
SNSを見る。
検索する。
そんなふうに、すぐに
時間を埋めることができます…
すると、こどもから
「暇」や「退屈」な時間が
奪われてしまいます
特に小学生くらいの子どもにとって
「何もすることがない」
という時間から
自分で遊びを考える力や
創造する力が育っていく
と私も強く感じています
🌈「生きる力」を司る前頭前野
前頭前野は
◎考える
◎我慢する
◎計画を立てる
◎感情をコントロールする
など
私たちが生きていくうえで
とても重要な働きを担っています
だからこそ
こどもの脳が
どんな時間を過ごしているのか
を考えることが大切!!!
「やめなさい!」
と言うだけではなく
なぜ、やめられなくなるのか?
そこに目を向けてみる
「意思が弱いから」ではなく
まだ脳のブレーキが発達途中だから
そう考えることで
子どもへの関わり方も
変わってくるのではないでしょうか
🌈 次回は……
次回は、
「スマホを取り上げるだけで
解決するのか?」
について
そして、
「何時間から危険?」
研究から見えてきた目安についても
まとめていきます






