今回は第12回のまとめ
「不登校の子どもへのかかわり方
~回復を支える接し方」
大切なのは
こどもを変えようとすることではなく
「子どもが動きやすい環境」を整えること
今回は、生活リズム・ゲームとの付き合い方
・学びとのつながりについて、支援の中で
大切にしている考え方を
🌈生活リズムの立て直しは「根性」ではなく「設計」
朝起きられない、昼夜逆転している…
それを「意志が弱い」「やる気がない」
と捉えてしまうと、失敗体験を
積み重ねるだけになってしまいます
生活リズムは、根性ではなく
「少しずつ整えるもの」です
まず意識したいこと
・睡眠時間は15分単位で少しずつ動かす
・「起きた時間」よりも「寝た時間」に注目する
・学校へ行ける・行けないとは切り離して考える
・まずは「起きて水を飲む」「カーテンを開ける」から始める
小さな成功体験の積み重ねが、生活リズムを整える第一歩になります。
🌈ゲーム・スマホの「裏側」を見る
「ゲームばかりしている」
これは、私たち大人に見えている行動です
その裏側には
・孤立感から逃れたい
・誰かとつながっていたい
・達成感を得たい
・不安や苦しさを和らげたい
そんな気持ちが隠れていることがあります
おとなからは怠けているように見えても
こどもにとってゲームやスマホは
孤立感を埋め、安心できる居場所に
なっていることも少なくありません
だからこそ、全面対決は
親子関係を壊してしまいます
本当に考えたいのは
「ゲームやスマホが
心の回復の代わりになりすぎていないか」
という視点です
🌈デジタルとの付き合い方は「禁止」ではなく「設計」
いきなりゼロにする必要はありません
大切なのは、デジタルとの付き合い方の
「骨格」をつくることです
ポイント
◎ 一方的に禁止しない
親子で話し合いながら
共有できる約束をつくる
◎ 環境を整える
夜間の充電場所をリビングにするなど
仕組みで支える
◎ 罰ではなく再調整する
守れなかったら叱るのではなく
ルールを見直す
◎ ゲーム以外の居場所を増やす
安心できる場所や「楽しい」
と感じられる体験を少しずつ増やしていく
🌈学びとの再接続は「完全復帰」より「細く長く」
学びが完全に途切れてしまうと
再開のハードルは高くなります
「勉強が遅れるから今すぐ学校へ戻そう」
ではなく
「学べる感覚を失わないように支える」
という視点が大切です
小さな接点の例
・好きな教科だけ取り組む
・10〜15分だけ学習する
・別室登校やオンライン授業を利用する
・興味のある本や動画から学びに触れる
細くても、学びとのつながりを切らさないことが
将来の「戻る力」につながります。
🌈おわりに
こどもを変えようとするほど
親子ともに苦しくなることがあります
大切なのは、こどもが安心して
動き出せる環境を整えること
生活リズムも、ゲームとの付き合い方も
学びとのつながりも、一歩ずつで十分です
焦らず、小さな変化を積み重ねていきましょう



