BOOKカフェに向けて
読み進めていた
寺地はるなさんの『リボンちゃん』
可愛らしいタイトルですが、
「人との距離感」や
「自分らしく生きること」を
深く考えさせてくれる作品でした。
🌈『 リボンちゃん』との出会い
【あらすじ】
幼い頃から可愛いものが大好きで
リボンがトレードマークの百花
不思議なお店で働きながら
マイペースに生きる33歳
ある日、伯母の加代子が営む
テーラーを手伝い始める。
女性であることを理由に
紳士服を作ることを許されなかった加代子。
あるとき「下着のリメイク」の依頼が来る。
手芸好きの百花の力を借りることに!
下着に関する固定観念を軽やかに
人に対する思い込みや決めつけも
一緒に解きほぐしてくれる物語でした。
🌈「親は他人」という言葉の深さ
百花の自由自在に
思うままに生きる姿勢が心地よいのです。
小説の中で、幼い百花に
伯母の加代子がかけた言葉が
印象に残っています。
(本文より)
「親は他人。自分じゃない人は全員他人」
一見冷たいように感じるけれど
とっても当たり前で、
大切なことだと思いました。
他人だからこそ
お互いの人格を尊重するし
言いなりになる必要もない
他人だからこそ
困っていたら助け合うし
できることでサポートすればいい
そんな“ちょうどいい距離感”を
教えてもらった気がしました。

🌈「堂々としていなさい」という母の言葉
子どもの頃、のんびり屋だった百花は
学校に馴染めなかったそうです。
そんな百花が、お気に入りの
大きなリボンをつけることで、
自分に自信が持てるようになります。
そのときに
百花の母がかけた言葉も素敵で♡
(本文より)
「堂々としていなさい。
そうすれば、まわりの人は自然と
敬意を払ってくれるようになるはずだから」
背筋をシャンとして
生活していけばいい✨
勇気をもらえた場面でした。

🌈「わかりあえない」からこそ楽になることもある
百花と父のかみ合わない会話も
面白かったです😆
(本文より)
わたしと父のように
思考パターンの違いすぎる人間同士は
「わかりあおう」などと
思わないほうがかえってうまくいく。
『みんなとわかりあいたい』と
若い頃は本気で思っていました。
今は考え方が変化しました。
読書会やジャーナリング会をしてきて
相手の思いにお応えできずに
ご批判を受けることがあります。変えるべきところは変えるけれど
私がどうしても譲れない大切な軸は
変えることはありません。
それは仕方のないこと…
当たり前のこと
だと思っています。
大切にしていることの
優先順位が違うだけ…
全ての人に理解してもらおうとは
思わなくていいんだよ😊
そう自分に言ってあげられるようになって
とっても生きやすくなりました✨

🌈自分だけの「リボン」を持つということ
来るもの時に拒みますが(笑)
去る者は全くおいません。
ご縁がなかったと
そして生きている場所が違う
それだけなので。
百花にとってのトレードマーク
大きなリボン
きっとだれもが「リボン」のような
自分のトレードマークを
心に秘めている人は
生きることをおもしろがれるはず

「リボンちゃん」
可愛らしいタイトルですが
なかなか奥行きのある作品でした。
人との絶妙な距離感をもつことは
自分にとっても、相手にとっても
身と心を守る術
なのかもしれませんね。

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