10年前、自閉症についてニキリンコさんの本を読んでいたら

 

「身体障害ですよ、自閉は」

 

という言葉に衝撃というか、納得というか。

 

人とのコミュニケーションや精神面ばかりフォーカスされるけど、あきらかに身体機能の不具合は多い、と思っていたんです。

 

突然の強い光(フラッシュ)で

私たちは「わ、まぶしい!」と目を細めることはありますが

 

「目が見えない!目が見えない!!」

ほんとに一時的に(一瞬ではなく、数分とか)見えなくなるとかあるようです。

見えなくなるんだから、そりゃパニックにもなりますよね。

 

それから、

自分の体でも例えばロングスカートをはいて脚が見えないと

自分の脚の感覚がわからなくて歩けないとか

 

脚を組んで座ったら、立ち上がるときに

右足をこうして、そのあと左足を、、と

確かめないと転びそうになるとか

 

パーカーのフードがどこかにひっかかって、動きが制限されると

フードがひっかかっている状態というのが理解できず、

「動けなくなった」

とそのままの状態で誰かが助けてくれるまで待っている、とか

 

あと、関節についても興味深い話がありました。

 

関節は「接続している部分」として意識しないと、

動かせなくなることがあるそうです。

 

五感が疲れると(五感が疲れるという表現も興味深い)

関節(接続部分)を意識するエネルギーが持たなくて、

足腰が立たない、動けない、ぐにゃり、みたいな状態になる、と。

 

ほかにも

雨や光が刺さるように痛くて、長袖でないと外に出られないとか。

白米の触感が(私たちでいう虫を食べているように)気持ち悪いとか。

 

におい、音、明るさ、暗さ、温度、感触、

感覚(五感や固有感覚など)と身体の機能の不具合に

つらい問題を抱えているんですよね。

 

ニキリンコさんのように当事者の人たちが大人になって

自分のからだについて説明するような機会が増えて、

周りの理解が進み、身体にアプローチした療育や発達支援も変わってきました。

 

どんな分野でも「知る!」ことが変わることへの第一歩。

 

 

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