先日、映画の方を試写したのを

ブログに書いたのですが、

どうしても原作も読みたくなったので、

読んでみました。

 


朝井リョウさんによる、

直木賞受賞の小説です。

 

就職活動を目前に控えた拓人
片思いの同級生・瑞月

留学仲間の理香
自分と同じアパートに住んでいるとわかり、

自分とルームシェアをしている光太郎
理香と同棲中の隆良を交えて、
就活対策をするために、集まるようになる。

 

でも、SNSや面接で発する言葉の
奥に見え隠れする、
本音や自意識が、
彼らの関係を次第に変えていく……。

 

SNSで何を表現するのか、
就職活動で自分をどう表現するのか、
それは、「自分は何者か」を

問われる行為でもあるんですよね。

 

私が学生のときは、

SNSはなかったのですが、

学生の時なんて、

自意識が強い時期でしょうし、

そんなときにSNSがあったら、

さぞかし大変だろうなぁと

思うものです。

 

大人になるとだんだん、

自分を受け止められるようになる分、

「自分は何者でなくてもいいんだ。

自分は自分なのだ」

と思えるものですが、

若い時は、

自分が何者でもないことを

受け止めるのは

難しかったりしますよね。

 

だからこそ、

むやみにSNSで

自己アピールをしてしまったり。

 

自分という存在が

この世界にいることを

実感したくて、

さらに他者と自分は違うのだと

思いたくて、

自己顕示欲の強い発言ばかり

してしまう。

 

リア充の自分。

友達が多い自分。

仲間思いの自分。

日々、幸せに過ごしている自分・・・。

 

でも、それは

周りから見ると

とてもイタイ行為だったり・・・。

 

でも、ここにはこんなことも

書かれていました。

「ほんとうにたいせつなことは、

ツイッターにもフェイスブックにも

メールにも、

どこにも書かない。

ほんとうに訴えたいことは、

そんなところで発信して返信をもらって、

それで満足するようなことはできない。

(中略)

いつしか、現実の顔とのギャップが

生まれて行ってしまう。

(中略)

自分のアイコンだけが、

元気な姿で、ずっとそこにあり続ける」

 

私はブログを始める前は、

mixiをやっていたのですが、

やり始めた時、こんなことを思いました。

 

mixiの使い方は3パターンある、と。

1、仲間内でのコミュニケーションとして

使っている人。

2、不特定多数の人に

自分の作品として発表している人

3、自分を分かってほしくて

書き綴っている人。

 

私自身は、人に

伝えたいことはいっぱいあるけど、

(面白いこと、発見したことは

人にどんどん伝えていきたい)

自分を分かってほしい

というタイプではないし、

むしろ「私自身には興味をもたないでくれ」

と思っているタイプなので(苦笑)、

ライターになる前も今も、

2のつもりで書いています。

 

だから、Facebookでも

めったにプライベートな出来事は

書かないし、

自撮りもそんなにしないです(苦笑)。

(※顔出しも、仕事だから

出しているようなもので、

本当は出したいわけでもない)

 

それは、

いくら3を目的にして書いたとしても、

人に分かってもらうことなんて、

できないんじゃないかな?と

思うからなんですよね。

 

そういう人って、

自分ですら、自分のことを

分かっていないのだから。

 

自分で自分を受け止め、

認められるようになることが

一番重要なのに、

それができていないから、

人に受け止められたり、

認められたりして、

安心しようとしているだけだから。

 

私の周りでは、

リア充な友達ほど、

SNSをやっていません。

 

そもそもリアルに忙しいのだから、

そんなことを書いている時間は

ないことは多いし、

彼女らは、

不特定多数の人に

幸せな人だと思われなくても、

自分自身が幸せだから、

それで充分なんですよね。

 

そこに気付けないと、

書き手だけではなく、

読み手の方も

SNSの裏にある

その人の心理を分からず、

上っ面の表現を鵜呑みにしてしまう。

 

そして、

「相手の方が幸せそう。

悔しい!」

なんて思って、

心がモヤモヤしてしまったり・・・。

 

まあ、そうでなくても、

SNSを見ていると、

自慢大会が多くて、

疲れることも多いですけどね(苦笑)。

 

「自分とは何者か」を表現する

という意味では、SNSだけではなく、

就職試験も同じではありますが、

そこにはまた、

新たな心の闇を生み出します。

 

この小説ではこんなセリフがあります。

「誰でも知っているでけえ商社とか、

広告とかマスコミとか、

そういうところの内定って、

なんかまるでその人が

全部まるごと肯定されている感じじゃん」

 

「内定=自分の価値」

だという認識が、どこかにあるんですよね。

 

まだ何者でもない学生だったら、

尚更、そう思ってしまうのも

仕方がないですよね。

 

実際はそこまで見抜ける人事が

どれほどいるのか?

って話でもありますが(苦笑)。

 

現実的に、

大手の会社の正社員であっても、

仕事ができない人、

人として残念な人はいるし、

そういう人は、

実力があったというよりは、

大学四年生の時に

「就活が得意だった」

ってことですしね・・・。

 

これに関して言えば、

私も就活に関しては異論があって、

大手の企業ほど、

新卒で入った人しか

正社員にしかなれないような傾向が強いけど、

(中途は契約社員止まりだったり)

派遣社員の方がよほど仕事ができる、

なんてパターンもありますよね。

 

新卒で勝負がほぼ決まってしまう、

日本の就職って、

微妙なシステムだなぁ、と。

 

何も仕事もしたことがない人間が

自分は何が向いているかなんて

分かるはずがないですし、

本人ですら分かっていないことを

どうして短い時間しか

接していない面接官が分かるのか。

 

(ここから若干、

ネタバレになるので、

本を読みたい人は、

読み終えてから!)

 

自分を何者だなんて、

表現するのは難しい。

 

でも、何者かになりたがる

人が多い。

 

そこでよく出てくるのが、

拓人のような「評論家」タイプ

なんでしょうね。

 

 

そんな拓人も、

自分の心の闇を見抜く人に、

こんな言葉を投げつけられます。

 

「いつも、少し距離を置いたところで

私たちの戦いを眺めている。

自分はあんなカッコ悪いことを

しなくたていいはずだって、

心のどこかで思っている」

 

「いい加減気づこうよ。

私たちは何者かなんてなれない」

 

「自分は自分にしかなれない。

痛くてカッコ悪い今の自分を、

理想の自分に近づけることしか

できいない。

みんなそれをわかっているから、

痛くてカッコ悪くたって

がんばるんだよ」

 

一周したら、

観察者でいることが

実は一番カッコ悪いことでも

あるんですよね。

 

それは、なにもしていないで、

文句ばかり言っているだけだから。

 

何者にならなくてもいい。

自分が納得できるように

あがける人でありたいものですね。

 

その方が、カッコイイから!

 

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