私の知人が通っていた、仙台第一高校のお話です。

こちらは、俳優の菅原文太氏の母校でもあります。


40年くらい前の、知人の経験です。

生徒は「友達に会う」だけの感覚で登校し、まるで学校が待ち合わせ場所であるかのように、そこからまた出掛けてしまう…

あまりに自由で収拾がつかないので、修学旅行は、なし…

英語の先生が突然学校を辞めて、留学…

ある時、同級生が、バーのママと駆け落ち。学校は追及せず…


ちょっと聞いたかぎりでもこのような感じですから、実際にはいろんな武勇伝があったことでしょう。

あまりに破格で、なんとも痛快。

私はこういうの、大好きです!


知人はその高校時代、ナイヤガラの滝の写真に魅せられて…

授業はそこそこ、その滝の上を自分で飛行機を操縦して飛びたいと、夢想していたようでした。


で、知人はその後、パイロットになり…

アメリカでの訓練の場所が、なんと高校時代夢想した、ナイヤガラの滝の上空でした。

そして勤め人は早々に辞め、アメリカでパイロット養成学校を設立。

その後貿易にも着手。

今は「10年かけて世界中の山を登る」をテーマに、エベレストやキリマンジャロなどを踏破。

次は南極に行く準備をしている…などと話していました。

人間が生存出来る限界点、標高8000メートルを超えて肺がつぶされそうになっても、常に「前進=危険」を選ぶような、その生き方。

そう言えば、ジェームス・スキナーは「命を惜しいと思う生き方は捨てた。死を人生のブレーキにしない。」と言ったとか。


ちなみに、仙台第一高校を調べてみると、その校訓は「自重献身」「自発能動」でした。

高校時代の影響だけが人生のすべてを決定するわけではないでしょうが…

私はこの校訓を見て、教育の目的が(目先の目的ではなく)遠い将来に向けて実現される姿を見る思いでした。

自由の限りを生きてるような知人。

でもその自由は、矛盾するようですが「自重」あってのこと。

そして「献身」。

社会貢献は知人のライフワークでもあり、世界中でそれを実現しています。

「自発能動」については、まさに字のままですね。


ちなみに、バーのママと駆け落ちした同級生は、今は医師をしているとのこと。

大人が思う勝手な型に嵌めなければ、子供は「本来の自分の型」を、こんなにも生き生きと生きるのですね。



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