勤務先の高校で、授業中に生徒から時々言われることがあります。

「中学の時に出逢っていたら、ぜったいグレてなかった…」と。

いえいえ、グレててもちっとも構わないわよ~、と私は思うのですがにひひ

でも生徒たちがそういうことを言葉にする背景には、「苦しくて、グレてた」「グレてて、苦しかった」…

そういう思いがあるからこそなのでしょう。。


冒頭からなんだか自慢めいた話をしましたが、生徒たちからそのように言われるのは、私が何かとくべつな心理学を学んだとか、そういうことではなく…

私自身のこれまでのさまざまな出逢いや出来事、思いを経てきた中から、おそらく誰の心にも通じるものを…

他の多くの人たちと同様、私も汲み上げてきた結果だと思っています。


人の経験は、言うまでもなく、ひとりひとり違います。

でも、それぞれに違う経験をとおして、おそらく多くの人が究極に思うのは、これではないでしょうか?


ここにいる。

ただそれだけで素晴らしい。



そう思う時、目の前の相手と自分が、今ここに、同じ空間にいるというだけで、奇跡であるかの感覚でいっぱいになります。


その思いが、たぶん目の前の高校生にも伝わるのでしょう。

だから、枝葉のことは気にならないのです。

いえ、どんな枝や葉っぱもいとおしい、と言うべきでしょうか。


ある時。

学校を休みがちで、たまに登校しても青白く無表情の生徒が…

「二次元に行きたいけど、行けなくて辛い。」と言ったことがありました。

彼が大真面目にそう言ったのか、おふざけだったのかは分からないけれど、私は言いました。

「二次元に行けないと思うのは、幻想です!」って。

彼はそれから学校を休まなくなり、笑顔も見せるようになりました。

現実逃避してるかどうかなんて、意味はないです。

この世に何次元あるのか私は知りませんが、「生きたい次元で生きればいいのよ!」と思ったまでなのです。


学校が「指導」の対象にする、なんらかの問題を抱えた生徒の心には、多くの場合「さびしさ」があります。

「さびしさ」があるからこそ出来ることもあるのですが、「さびしさ」を抱えた子供たちは、やっぱり生きにくさを抱えて辛そうです。


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