前回まで、学力向上のためのヒントを3回にわたってお伝えしてきました。

しかしお子さんの進路にとって、「学力向上」以上に大切なことがあります。

それは、責任を果たせる大人になれるかどうかということです。



「責任」と言うと言葉が重いですが、幼児でも家庭で責任を果たすことは出来ます。

ちょっとしたお手伝いを頼んだり…

その年齢に合った責任を果たせるよう、小さな「決めごと」を作るのです。

幼い時は、喜んでやるかもしれませんね。


大きくなるにつれ、ちょっと難しくなってきます。

そこで大切なのは、守れなかった時に「罰則」を与えて従わせようとしないことです。

それでは、反抗心が増すばかり…というのは、実は私がついついそれで失敗していることなのですがガーン

約束の時間を守ったり、お子さんがほんの少しでも責任を果たした時に、「◯◯してくれて、お母さんは嬉しいよ!」と気持ちを伝えるのです。

これは「I(アイ=私)メッセージ」と言われる表現で、自分の気持ちを相手に伝えることを言います。

自分がやったことを相手が「嬉しい」と伝えてくれることで、自分が誰かの役に立っているという実感が生まれます。

小さな経験のようですが、「誰かの役に立つ」という実感が、ひとりひとりの「自分が生まれてきた意味」に大きく目を開かせるのです。

学校の勉強も、学校の枠を超えたすべての学びも、「自分の力を何に役立てようか」という動機のある時に、最大に発揮されます。

それは、自分の力が社会の役に立つ時にこそ、人は幸せを感じるからなのです。



文部科学省が学校に対して指針を与える「学習指導要領」も、個人的な目標ではなく、社会や世界につながる目標へとシフトしています。

情報も活動の場もグローバルになった今の時代、日本の学歴のブランドは驚くほど通用しないのが現実です。

履歴書に「東京大学」と書いても、日本以外では誰も分からないのです。

通用するのは、「どういう人物か」ということだけ。

目先の目標でなく、子供が「自分がこの世に生まれた本当の理由」を見出して進めるよう、その底力をつけることが出来るのが、家庭です。




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