こんばんは!
山口の小さなイチゴ園「HEKI おひさまファーム くるる」の中野 ゆうやです![]()
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最近までしばらく、諸事情によりブログの更新をお休みしていたのですが、最近少しずつ記事を書く頻度を上げているため、ありがたい事にこのブログのアクセス数も、少しずつですが増えてきています
(←こんなに急上昇はしていない・笑)
で、たまにPCでブログ管理画面の「検索ワード」(訪問者の方がどのようなキーワードで自分のブログに訪問してくれたか)を見たりしてみるのですが、今までのキーワードで多かったのが、
「山口 長門 イチゴ」
などの地名とイチゴを組み合わせたシンプルなパターン、この他には
「おひさまファーム くるる 中野」
という具合に、すでに僕や農園のことを知ってわざわざ検索して下さる方(ありがたいっ
)
そしてそしてたま~に
「TOKIO DADH」
など、最近書いた記事の内容に関するキーワードで、偶然、訪問して頂いたなんてパターンもあったりします。
このワードの場合、先日、TOKIOのリーダー、城島茂さんが農家にとって一番のメジャー紙「日本農業新聞」を愛読していることが話題になったことを紹介したこちらの記事のせいかと思われます![]()
この記事を書く前、気になって12月の検索上位ワードを見たところ、なぜだか
「山口市 平川 イチゴ」
「山口市 平川 イチゴ 育て方」
「山口市 平川 いちご」(←イチゴの表記をひらがなに変えたパターン)
など、恐らく山口市平川地区(山口大学があるあたり)にあるイチゴ農家さんの情報を調べようとして、間違って何度もうちのブログがヒットしてしまい、検索ワード上位に挙がってしまったというなんとも奇妙な結果になっておりました。
どこのどなたかは分かりませんが、その後、ご自身が望んだ検索結果は得られましたでしょうか?
なんだか、うちのブログが検索の邪魔をしてしまったようでゴメンナサイね![]()
ですが偶然にせよ、数あるブログの中からうちを訪問して下さった奇特な皆様に、少しでも有益で元気になる情報、言葉が届きますようにと、本日も業務後にコツコツとブログを書いております。
さて、前回、前々回と
2回に分けて、僕が先日訪れた、島根県邑南町(おおなんちょう)の話題について書いてきました。
今回はその3回目です。
前回も書いた通り、邑南町を語るうえで外せないキーワード「A級グルメのまちづくり」の仕掛け人、邑南町職員の寺本 英仁さん。
寺本さんは地区内の空き家になった古民家で、高級イタリアンの店をやりたい!との想いから、山形のカリスマシェフ、奥田 政行さんに出会います。
そこで奥田シェフの地元食材に対する並々ならない情熱を間近に感じ、これがまちづくりのキーワードになるかもしれないとの想いから、食材を自ら作り、選び、調理できる人材「耕すシェフ」を地元、邑南町から継続して輩出する仕組みを作ろうと、発想の転換をします。
邑南町立「食の学校」です(画像は同施設の公式ホームページよりお借りしました。)
町立の施設というと、瓦葺に木目調またはコンクリートのいわゆる「公民館」的な建物を想像してしまいがちですが、こちらは外観や看板を専門のデザイナーさんに依頼したという事で、行政所有の建物とは思えない(←失礼
)ほど、とってもスタイリッシュ。
内装もご覧のように、前方頭上に鏡を配しているおかげで、講師の先生の手元がスッキリ見える、プロを育成する専門学校のような仕様です。
こちらはさらにカメラで手元を映し、天井からつるされたモニターで見ることもできます。これで、大人数の講座でもみなさん平等に、細やかな調理のテクニックを見逃さずに学ぶことが出来ます。
寺本さんいわく、食の学校のアイデアを形にするため、様々な料理専門学校やクッキングスタジオを視察したと言われていました。写真のようなモニターはあの有名なABCクッキングスタジオを模したそうです。
やはり「一流を目指すには一流に学ぶ」という姿勢は、まちづくりにおいても重要のようです。
こちらの学校の役割は
(食の学校パンフレットより)
邑南町の食材や食文化を「100年先へ繋げるために」という壮大なビジョンを掲げ、次の4つの役割を果たすことが目的とされています。
「A級=本物志向」という意味のほか、最近では「永久=100年先の地域農業を見据える」といった大きな意味も含んできているといいます。
最近では地域で子育て中のお母さん方が定期的にここに集い、地元邑南町の郷土料理を作ることで、地域の食文化を再発見する場所にもなっているそう。
お母さん方が地域の食に誇りをもって、毎日の食卓にそんな料理が並ぶようになれば、子供たちにとってもその味が母の味であり、自然と自分たちの「ソウルフード」になっていくんじゃないかと思います。
しかも今度、このお母さんたちがまとめた郷土料理のレシピが、きれいなカラー写真付きで出版されることが決まっているそうです![]()
それと、ご存じない方も多いかと思いますが、何を隠そう、うちの農園のビジョンも「農村100年農業への挑戦!!」(詳細はブログの自己紹介欄を参照)なのです。
ですので、3世代先までを見据えたビジョンや息の長い取り組みには、以前からとても親近感と好感を覚えていました。(あちらの方が100歩ぐらい先を行っていますが・・・
)
そして稼げる農業を目指す「起業家」という、明確なビジョンを打ち出した求人を主に都市圏に向けて発信しています。
仕組みとしては総務省の「地域おこし協力隊」の制度を活用し、数年間は国から最低限の生活支援を受けながら、独立した「耕すシェフ」になるための専門トレーニングを受けることが出来るのです。(地域おこし協力隊について詳しくはこちらをご参照ください)
我らが長門市にもこの制度を活用して現在、6名が活動(1名はすでに卒業して長門で就職)しているのですが、長門市をはじめ他の多くの自治体では、募集の時点で着任する地区などはあらかじめ自治体側が決めている場合が多いのですが、そこで何をするか?活動を通じて最終的に何を目指すのか?については、最終的に応募した本人に任されます。
ですので、大半の方はまずは1年近くをかけて地域に溶け込む努力をし、それから自分に何ができるのかを残りの時間で模索するというスタイルです。(最終的にはそこに残っても良いし、地元や第3の地で就業しても良い)
長門市でも各地で若者たちが日々、地域の課題と向き合いながら、個性豊かな活動を続けています。(長門市の地域おこし協力隊の活動についてはこちらをチェックしてみて下さいね
)
話が少し逸れましたが、邑南町のすごいところは、募集の時点ですでに最終的な出口(耕すシェフ=稼げる農業起業家)を明確にしていることで、募集する側と応募する側のミスマッチを最小限にしているという所です。
そして実際に応募して邑南町で活動されている協力隊のメンバーはなんと、現在30名にも上るそうです![]()
山口県の中でも比較的、協力隊の活動が活発な長門市のなんと5倍もの若者たちが、自分たちの理想的な生き方を求めて、積極的に邑南町に移り住んでいるのです。
他にも驚くべきことに、この食の学校や里山イタリアンAJIKURAで働くスタッフも、都会で超一流と言われるレストランで腕を磨いてきた若者たちなのです![]()
寺本さんをはじめとする邑南スタッフのビジョンや情熱、行動力が都会の優秀な若者の心をがっちりと掴み、その人の生き方や人生にも影響を及ぼしているんですね。
そんなサクセスストーリーを、寺本さんご本人の口から聞けるというありがたい機会に恵まれた僕は、持ち前の好奇心が勝ってしまい、寺本さんにこんな質問をしてみました。
中野
「あの~、邑南町でA級グルメを打ち出して、こんな風に都会からたくさんの若者が協力隊に応募してきたり、都会で一流のキャリアを築いていた優秀な若い人たちが、リスクを冒してまで邑南町にやってくるような流れになるまでどのぐらいの時間がかかったんですか?」
自分では結構、素朴な疑問という事で「3~4年は苦労したよ~」なんて答えが返って来るかなと考えていたのですが、少し神妙な表情になった寺本さんの答えはこうでした。
「まぁ、ざっと12年はかかりましたかねぇ・・・」
( ̄□ ̄;)!! ←注・なかの
まさかの気の遠くなるようなお話に、思わず絶句してしまい、僕は次の質問をすることが出来ずに溜息のように深く、細く、息を吐き出すことしか出来ませんでした。
12年前といえば、僕がまだ人生迷いに迷って、司法書士浪人真っ只中だった頃です。当時の自分の中では、まさか自分が将来、農業をやっているなんて夢にも思いませんでしたが・・・。詳しくはこちらの記事を参照。
寺本さんは、有名なテレビ番組にも出られて、世間からはものすごく成功者、地域づくりのプロフェッショナル、カリスマ公務員などと、華やかな言葉やイメージで語られることが多いですが、実は今の僕ぐらいの年齢の頃には、悩み、もがき苦しみ、日々地味で泥臭い仕事も厭わず、それでも自分の信じた道を一歩ずつ突き進んでこられたんだなぁと、思わず胸が熱くなってしまいました。
今回も長くなってしまったので今日はここまで。次回は今から12年前、若かりし頃の寺本さんがどこで、どんな活動をされていたかについて少しひも解いてみようと思います。
同じ故郷を愛する人間として、寺本さんの生き方には本当に学ぶべきことが多いですね![]()
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地元のため、地域のために何かやりたい!力になりたい!!と日々悶々とした思いを抱えられている方に少しでも「何か」が伝われば嬉しいです![]()
今日も最後までお読み下さりありがとうございました!
それでは明日もわくわくるる~![]()
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