北九州・長野県にて活動中
日本おひるねアート協会 認定講師・認定アーティストきりんのおひるねアート®のさとうあやこです。
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娘ちゃんのデカ金魚。
本来は夏色撮影会で
お客さまに提供するはずだった
『金魚』アート。
撮影会を
中止にしておきながら
娘を撮るって、どうなのよ
と、自責の念がありつつも…
すみません、
撮りました


間違いなく
この池のボス金魚
わしゃわしゃと
揺さぶったり
くすぐったりしていたら
思っていた以上に
笑顔が出て
踏み台昇降していた
私の背中には
つーっと
大粒の汗が滴っていたけれども
でも私もすごく
楽しかったのだった。
こんなにも
娘ちゃんと楽しく撮影ができるのなら
頑張ってアートつくろう

という
気にもなるものだ
実は
娘ちゃんとは言葉が交わせない。
だけれども
私の言うことは
ちゃんと理解をしていて
アンパンマンのラムネを
ちっちゃな手のひらに乗せてあげると
じっと見つめ
キャラクターの絵柄を確認した後
そっとそれをお口に入れ
自ら持ち場に移動してくれる。
時々
同じくらいの年齢の子と
接した時に
そのおしゃべり上手なことに
驚くと同時に
少なからず
ショックを受けたりもする。
比較するのはよくないって
わかっちゃいながらも
娘ちゃんと会話できたら
もっと楽しいんだろうなあ
なんて
淡い幻想を
抱いたりして。
「ママ、アンパンマンのおもちゃ買って」
もしも今娘ちゃんに
たどたどしい口調で
そんなこと言われた日にゃ
私はイチコロだ
だけどこの夏
娘ちゃんの成長は著しかったのだ。
「アンパンマン」以外に
単語も増えた。
「んご」
そうそう、りんご


「ちご」
そうそう、いちご


そしてさらに
幼稚園へのお迎えでのこと。
「先生、皆さん、さようなら」
そう言ってお別れするのが
習わしなのだけれど
娘ちゃんは今までずっと
名前を呼ばれようとも
体を触られようとも
無反応で。
誰とも視線を合わせようとせず
虚空をただ
見つめるばかりだった。
まるで
耳が聞こえないんじゃないかと
疑うほどに。
だけど
猛暑のある日
いつもと同じように
お迎えに行ったら
ペコリ
先生に向かってお辞儀をしたのだ

私は泣いた。
大きないっぽだったと思う。
挨拶って
カタチとして存在するものじゃないから
娘ちゃんが把握できるようになるのは
まだまだ先なのかな
なんて
覚悟もしていたから。
でも一方で
ココロ閉ざす
娘ちゃんの姿を見るのが
実はずっとつらかったんだろうな。
いい夏だった。
いつか
私のことを
「ママ」って呼んでくれる
そんな日も
きっと来る。
来てほしいな。














