布が山積みになっている。
アート作品は
ちっともできないというのに
在庫ばかりが増えていく。
いったい
いくらを投じたのか
考えるだけでも恐ろしい…


さて、
おひるねアート講師育成プログラムへの
申し込みを躊躇った2つ目の理由。
それは費用の問題。
おひるねアート協会のホームページに
講師育成プログラムの概要が載っていて
その受講料は12万。
一介の平凡な主婦にとっては
決して小さくない金額。
その数字にビビり
思わずブラウザーを閉じたほどである。
自動車免許以外の資格を
持っていない私は
受講料ってものに
馴染みがなかったせいもある。
また、講師になれたとして
制作や撮影会にかかる出費も想像できた。
材料費とか衣装代とか。
家にあるものを使ってつくるのが
おひるねアートのコンセプトではあるけれど
自分のセーターや旦那の靴下、
子どもの腹巻に、じいちゃんのステテコ…
家族の衣類総動員で
アートをつくっている講師は
多分いらっしゃらないと思う。
皆さんそこそこ私財を投じて
布なり小物なり
集めているはずなのだ。
さらに
私は現住地から遠く離れた
長野県で活動をしようとしていて
プラス、交通費と輸送費が
かかってくる。
ただでさえ
不器用な人間だから
普通の人の3倍ぐらい
無駄が出そうなものなのに。
やればやるほど
破滅の道を歩むことになりそう…

費用の面も
受講を断念した理由のひとつだった。
でも結局
その4ヶ月後に申し込むことになる。
その迷っている間
少し貯金もして。
やっぱり
好きじゃなきゃできない仕事なんだろうと思う。
そして
お客様に喜んでもらうことが自分の喜び
その信念がないと
続けられない仕事なんだろうと思う。
それは
協会のホームページで
「おひるねアート講師は儲かるのか」
というQ&Aで語られていることだ。
好きこそ物の上手なれ
まさに当てはまるのかもしれない。
山積みの布たちはいずれ
私の財産になるのかな。
好きな人に手編みのマフラーを
プレゼントしようと
毛糸をめいっぱい
買い込んだけれど
編み方を知らなった
見よう見まねで編んだけれど
それを贈ろうものなら
自ら失恋の負け戦に挑むようなもの。
大量の毛糸を前に
途方に暮れている、
今はまだそんな感じ。

