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もし、愛する人が何者かによって殺されたとしたら、貴方はどうしますか?
高校生『不破 真広(ふわ まひろ)』は、ある日突然家族を失ってしまう。
警察は金銭目的の強盗の仕業と言うが、彼にとってそんな事は問題ではなかった。
不条理・理不尽、『何故家族は殺されなければならなかったのか』『何故犯人は捕まらず、裁かれないのか』
彼は「どんな手をつかっても、辻褄を合わせてやる。」と言い残して姿を消す。
そんな彼を見ていたのは、彼の親友であり、シスコンの彼には内緒で妹の『愛花(あいか)』とつき合っていた同級生『滝川 吉野(たきがわ よしの)』。
彼もまた真広と同じく、愛する人を失った人間だった。
真広がいなくなって1ヶ月、冬の寒い日に吉野は愛する人の墓参りへと出かける。
そこで出会った真広を探す謎の女性。彼女は日本各地で起きているある事件について調べていた。
『黒鉄病(くろがねびょう)』
生き物が全て金属になってしまう奇病。ただ、その唯一の生き残りが「ふわ まひろ」と名乗ったと言う。
銃を突きつけられ、真広の居場所を問い詰められる吉野。
その時、真広が現れて彼を救う。
しかも、自分に向かって放たれた弾丸を空中で停止させて・・・
まるで『魔法』。
事が済んだ後、彼は吉野に事の真相を告げる。
この黒鉄病は、ある一族が魔法で行っているという事。
そして、それを阻止出来る唯一にして最強の魔法使い『鎖部 葉風(くさりべ はかぜ)』は、一族に裏切られ、魔法の触媒が無い無人島に幽閉されているということ。
その無人島からボトルに入った人形を流し、それを自分が偶然拾い、もしもの時の為に日本中に隠しておいた魔力を持つアイテムを集め、それを使って魔法使いの真似事をしているということ。
そして契約内容・・・彼は葉風の代わりに動く事で、妹を殺した犯人の情報を得る。
そしてその犯人を殺す
と言う事・・・
彼は言う
「この世がバラバラになろうと構いやしない。だが吉野、オレが世界を救ってやるよ。」
『世の中の関節は外れてしまった。ああ、なんと呪われた因果か、それを直す為に生まれついたとは!』
まだ1巻しか読んでいませんが、話が進む毎に謎が深まっていき、とても面白いです。
しかも、途中から話が二転三転し、真実が解らなくなってきます。
それぞれの立ち場の見方が真実とは限らない・・・誰かが嘘を言っているかもしれないし、全てが本当なのかもしれない。
それは例えば円錐を横から見て『三角だ』と言ったり、上から見て『丸だ』と言うようなもので、うっすらと見えたり、また見えなくなってくるのがもどかしく、グイグイと読ませられる。
絵も良いので、かなりお薦めですよ。