久しぶりの映画館での鑑賞は
めちゃ遅ればせながら、、、
話題の「国宝」です。
「国宝」に興味をもって
いろんな記事を読んでいたら
「国宝」の監督が
「さらばわが愛、覇王別姫」を観て
インスピレーションを得たような話が
でてきて、
これは、、両方見なければ!となりました。
まずは配信(U-NEXT)で
「さらば,わが愛/覇王別姫」
原題は「覇王別姫」
製作は
中国
イギリス領香港
台湾
1993年公開。
あらすじ。
ネタバレは予告程度に控えています。
中国の京劇役者の物語。
日中戦争や文化大革命などの
時代に翻弄される50年の人生を描いています
過酷な環境を生き抜いて成長した
運命共同体のような2人の少年は
演目「覇王別姫」で
覇王を演じる小樓
虞姫を演じる蝶衣として
大スターの座に登り詰めるが、、
小樓は現実を生き
蝶衣は劇中と現実の境目を彷徨うように
その生きる道はわかれてゆく。
京劇から離れて転落する日々を経ても
やはり舞台に戻ってくる2人。
しかし時代は変わり
京劇は前時代の悪と見なされ
存在意義が否定され糾弾される中で
互いを守るどころか裏切りあう者たち。
そんな悲劇を経て
また京劇は戻ってきたのだが、、、
これは、、重い、、重い話でした。
カンヌ国際映画祭で
パルムドールを受賞した作品らしく
ずっしり、、どよ、、ん、、うつうつ、、
って作品です。
京劇シーンでの
虞姫を演じるレスリー・チャンは
うっとりする妖しい美しさで魅了しますが
決してエンタメ作品ではない
テーマは重い重いものです。
生きることの過酷さ
生き残るための裏切り
抗えない残酷な時代の変化
そして「演じる」者が取り憑かれる狂気。
172分の長さですが
あっという間でした。
深くは理解していなかった隣国の近代史、
見るに耐えない残酷なシーンもありました。
もう一回見るのはキツイな、、
直後はそう思ったのに
今こうして書いていると
見落としていることがあるかも、、
もう一度しっかり見てみたい、、
そんな思いに駆られた作品です。
さて、
「覇王別姫を観て、いつかこんな映画を撮ってみたいという想いをもっていた」
との監督の発言から
「日本版覇王別姫」などと言われるらしい
超ヒット作となった「国宝」
はたして、、、、?
「国宝」
説明不要なほど皆さんご存知の作品。
原作の吉田修一さんは
「横道世之介」(映画化)でも大好きだし、
李監督の「フラガール」も大好きだし、
横浜流星さんは大好きな役者だし、
劇中の踊りは日舞やってたので興味あるし
私の「みたい!」要素だらけの作品。
これはもう、、、
素晴らしい作品に間違いないです。
映像としての美しさだけでも
観るものを幸せにするのだから
「覇王別姫」と比較するなんて
野暮なことです。
その手の辛口レビューも目にしますけど。
だって、歴史に翻弄されないのだもの。
仕方ないじゃない?!
そんな時代の日本が舞台なのだから。
「演じる」者の狂気が
どれほど人を魅了することか、、を
実感しました。
スターへとかけ登った主人公、
吉沢亮さんも素晴らしかったけど
横浜流星さん演じる御曹司の
挫折、踠き、
芸のためなら命さえも惜しくはないような
「演じる」ことへの愛、もはや狂気には
圧倒されました。
この作品も3時間。
あっという間でした。
エンドロールで立ち上がった人はひとりだけ、
皆さん、立ち上がれず、、
余韻に浸っていました。
素晴らしかった、、、
私は「表現者」を生きる人たちを想う時
思い出される歌があります。
映画「ラ・ラ・ランド」の劇中歌
「オーディション」
歌詞の訳を抜粋で紹介します。
🎵
大切なのは少しの狂気
それがみたこともない色を放つのよ
行き着く先なんて誰にもわからないでしょ?
だから私たちみたいな存在が必要とされるの
だからおいで、反逆者たちよ
波紋を生む小石よ
画家に詩人に役者たちよ
夢追う愚か者たちに、乾杯
狂っているように見えるかもしれないけど
張り裂けそうな心に、乾杯
私たちのひきおこすゴタゴタに、乾杯
(「ラ・ラ・ランド」サウンドトラックより
今井スミさん訳を参考にしたFujii Kazeの
YouTubeより)
私たちに束の間の夢の世界をみせてくれる
「表現者」たちに
私も、乾杯!したい気持ちになるんです。
どちらも
私にとって大切な作品です。
おまけの「推し活」してもいいですか?笑
このオーディションという作品、
私の「推し」、
Fujii Kaze によるカバー動画が
YouTubeにあるんです。
デビュー前にアップしたらしいです。
彼の「表現者」として生きていく覚悟が
伝わってくるようで、、
ぐっときます、、
よろしかったら聴いてみてくださいな。
(ロングヘアで弾き語りしてます
)