昨日の朝一番で
御殿場の病院に駆けつけた
シリウス君は
意識混濁状態になっていました
GO!はシリウスママの車の中で
横たわるシリウスに
胸が苦しくなり
『早く中へ入れて!』
と大声を出してしまいました
すでに4組ほどの方が待合室に並んでいました
私は勢いよく中に入り、
『皆さんごめんなさい!
命が消えそうな子を先にさせてもらえませんか?
すみません!
本当に死にそうなんです!
先生!お願いします!』
ここでも叫んでしまいました
皆さんは
急患ではなかったようで
どうぞ、と言ってくれました
前日、埼玉の有名病院で
腎臓に針を刺され
ショック状態になり
意識がなくなったリシウス
しかもおしっこを出すこともできなくなり
お腹はタプタプに膨らんでいます
小柄なシリウスママは、
力のかぎりでシリウス君を持ち上げ
診察台へ乗せました
シリ! シリ
頑張れ、頑張れ
それしか声が出ない自分
何があったのかを
ママが細かくメモをしてくれていて
先生は、埼玉の獣医の尻拭い
検査結果とシリウスメモを見ながら
処置を始めてくれました
血液を採取
口を開けたまま浅くなりました
何度も見てきた、亡くなる子達の
無くなる直前の姿と被りました
悔しくて悲しくて涙が出ました
目の前の子がこんなにも苦しんでいて
おそらくあと数時間の命
もしかしたら数分で消えるかもしれない
目の前の、弱くなる呼吸
シリ、シリ
なんでこんなふうになってしまったの!
なんでなんで?
保護してから元気すぎて大変だったシリウス
腎臓が悪いのがわかって高額なサプリで健康を保っていたシリ
ゆきみさんが取説を作ってくれるほど
クセ強で楽しくて笑えるシリ
幾度の命の危機にも復活してきた子が
人災でこんなことに!
そして処置の継続のために
ケージに入れられました
頭を上げることもできなくなった子
看護師さんがタオルに寝かそうとしたので
急いで車から長座布団を持ってきて
使ってもらいました
もう、何があってもおかしくない
見ればわかる状態で
ママさんはそばを離れられず
と言ってきたので
それは先生に直接言って
私なら、先生におまかせします
何があってもおかしくないから
覚悟はしてください
とママさんに伝えました
ママさんは言葉を発することができませんでした
なんでもっと早く相談してくれなかったの?
こういう時にGO!は偉そうに
思ってしまいました
相談したからと、きっと何も変わらなかったのに
何様だよ、俺
それでも過去に、
だから言ったのに!
なんで何も知らない獣医に従った?という死を遂げた子が数頭いたのです
人は、わがままです
その時が最悪と思うと
ナラ、レバと仮定をするもの
一番つらいのは誰より
自分を責めているママさんのはず
苦しむ子を放っておけず
予定を丸投げして御殿場まで
来てくれたママさん
生きて欲しい!と思う気持ちは
同じです
「先生におまかせして、今日は帰ろう」
と病院を出ました
辛すぎて、お茶していこう
なんて慰めの言葉も出ず
すぐに自宅に戻りました
この日は予定がありましたが
また犬を優先してしまいました
あとから自分が苦しくなるのが
目に見えていますが
いつも心に寄り添ってくれるママさんも
苦しんでいる
大切な子を守ろうと必死になっている
自分と、何も変わらないじゃないか!
夜、ママさんと共に病院へ
朝は3時間かかって帰宅したそうだけど
また御殿場まで来てくれました
腎臓は出血していました
その血の混ざったおしっこを出せなかったのです
右が、獣医による処置による血尿
左はその後に取れた尿
おしっこが出ていることは
必ずしも希望がないわけではない
と先生
うちの先生は、他の獣医を
絶対に悪く言ったりしません
その処置は、僕ならやりませんし、やったことはありません、だそうです
シリウスの腎臓を傷つけた獣医と
命を夕方まで持たせてくれた先生
同じ獣医でも雲泥の差で
大きな病院なのに、このレベルの現実
リシウスはこのまま入院となりました
外はもう暗くなっていて
後ろ髪引かれる思いで病院をあとにしたけれど
シリウスが生きて朝を迎えられるように祈って帰宅しました
歩いていた子が、獣医の処置のせいで
突然こんな状態になってまで
数名で押さえつけて続けるとは
どこにあるのでしょう?
腕が良いと有名な病院は
実は大変おそろしいところでした
同じ経験をしない限り
この憤りは人には理解しがたいかも
しれません
ではこれが、ご自分の息子や娘だったら
平気でいられますか?
シリウス君は、
獣医の誤った処置によると思われる
急性腎不全と貧血
と診断されました
前の獣医は、シリウスママが電話したところ『僕の処置が悪かった』と認めたそうです
あとになって『そんなことは言ってない』とされないためここに書きました
大切な子を傷つけられたら
命を落とすところまで追いやられたら
親は黙っていられないのだよ



