だいぶ前に読み終わって、

しかも読書会までやったのに

ブログにしていなかった本がありました😅

 

 
それがこちらの
末永幸歩『13歳からのアート思考』。
 
 
美術教師の著者が
「美術の授業=つまらない」
というイメージをひっくり返し、
自分でものを考える力が身につく
クリエイティブな授業」として展開した
「アート思考」についての本です。
 
 
「アート思考」とは
「自分の内側にある興味をもとに
自分のものの見方で世界をとらえ、
自分なりの探求をし続けること」(39ページ)
と書かれています。
 
 
美術鑑賞に「正解」はなく、
つねに自分なりの考えや想像力を深めていくことが
必要となります。
 
 
けれど従来の美術の授業は
歴史的なアート作品の時代背景や
印象派、写実主義など
知識だけの詰め込みに終わってしまい
なかなか「探究心を伸ばす」ところにまで
行き届きません。
 
 
そのため著者は本書で
探究心、想像力を伸ばし
これからの時代に重要視されてくる
「自分でものを考える力」を養うための
美術の授業を6章立てで行なっています。
 
 
それぞれの章で、わたしたちの
ものの見方や常識を疑うような
問いが次々に投げかけられ、
読みながらハッとさせられることばかり。
 
 
大人こそハマりかねない「常識」の沼が
けっこうたくさんあるものなんですよね。
 
 
そこから脱却し、自分の目で見て、自分なりに
考える力をつけるために「アート思考」は
大切だなぁ・・と強く思わされました。
 
 
本書の概要を簡単にまとめます。
 
 
CLASS1 「すばらしい作品」ってどんなもの?
・昔は宗教画、肖像画、静物画、風景画、どれも「写実的」なものばかり
→「写実的」なものが「正解」となっていた
→しかし何よりも「写実的」な「カメラ」の登場により
アートの「正解」が大きく揺らぐ
 
CLASS2 「リアルさ」ってなんだ?
・私たちは自分の主観でものを見たいように見ている
・視覚はアテにならない
・本当に「リアル」なものは存在するのか?
 
CLASS3 アート作品の「見方」とは?
・「どこからそう思う?」「そこからどう思う?」
→この問いを繰り返すことで、自分の感性や思考を深めていく
 
CLASS4 アート「常識」ってどんなもの?
・「アート=美しいもの」という常識がないだろうか?
・デュシャン「泉」という衝撃作
(ぜひ調べてみてください!え・・これがアート!?となります)
・アートが思考・哲学的な方向へ
 
CLASS5 私たちの目には「なに」が見えている?
・「アート=なんらかのイメージ・結果を映し出す」
という常識がないだろうか?
・探求の軌跡がアートになることもあるのではないか
 
CLASS6 アートってなんだ?
・「どこまでがアートか」という線引きはできるのか
・ウォーホル「ブリロ・ボックス」
→ことごとく個性を打ち消した作品
・現代美術の展示の幅広さ
 
 
それぞれの授業において、私たちは
読みながら著者からいくつか質問を受けます。
一度手を止めてその質問に答え、
本書内にいる「生徒」たちの答えをなぞりながら
著者の「授業」が繰り広げられるのですが
授業を受ければ受けるほど、
アートは自由で奥が深いものだということを
思い知らされました・・!
 
 
第5章、第6章ぐらいから
「もうなんでもありじゃん!」となり、笑
アートの自由っぷりに清々しさを覚えました。
 
 
というか、アートは、美術は
「自由」というものを体現した
唯一の学問ではないか、と感じました。
 
 
これまで自分が抱いていた
美術・アートのイメージは
・品がなくてはならない
(だいたいの美術館が荘厳な建物ですからね・・)
・敷居が高い
(歴史がありすぎる&高値で売買される名作もあるから)
・何かを“創作”しなくてはならない
(0→1でなくれはならない)
と思っていたのですが、
 
 
本書を通してみごとにすべて否定され(!)
美術に対してのイメージが
「自由」という、とてもシンプルなものに
落ち着いてとてもスッキリしました。
 
 
だからといって本当に「なんでもあり」は
危険だとは思いますが
(差別的だったり残酷な表現は
制限されるべきだと思います)
 
 
そういうのを除いて
誰からの制約も受けずに
自分の世界観・想像の芽、
もっと平たく言えば「ときめき」を深掘りして

自由にどんどん考えたり表現したりすることが

「アート」なのだろうな・・と強く思いました。

 

 

本書を読んで「アート」に対する

敷居がぐーーんと下がったので、

自分の「ときめき」を大切にしつつ、

我が子とアートに触れる時間を

少しでも多くとりたいなと思いました!

 

 

札幌には「芸術の森」という

すばらしい施設がありますし、

我が子もだいぶ手先が器用になってきたので、

そろそろ本格的にアートに手を出してみたいところです。

 

 

GWに行ってこようかな・・↑

 

 

美術に興味のある方も、

自分の頭が凝り固まっているかもと

危機感を覚える方にも

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