みなさま
あけましておめでとうございます〜!
いまさら〜!!
お正月はゆっくり過ごしました。
我が子とたっぷり遊びましたし
体調も良かったので
家族みんなハッピーに過ごせて
幸先の良い新年のはじまりと
なりました^^
2023年、自分は後厄なので
気を抜かずに過ごしながら
引き続きこつこつ読書を続けて
「本当に面白い本」を紹介していきます。
改めましてよろしくお願いいたします!
ということで新年一発目の作品は
トルストイ『戦争と平和』第二巻!!
一発目から壮大な作品です〜。笑
※第一巻はこちら↓
第一巻は新潮文庫版を手に取りましたが、
読書会を経て
「岩波文庫版が良さそうだ!」となり
二巻からは岩波文庫版です。
岩波文庫版の何が良いかと言うと
巻頭に主な人物紹介と
相関図が載っていることと
ロシア文化や貴族文化についてのコラムが
本編の合間にちょこちょこ
差し挟まれていることです。
あと、登場人物の呼び名が
固定されているのも
とても読みやすかったです!
(ロシアの人物名は本名の他にあだ名が
何種類かあって、作中突如あだ名で
呼ばれたりすると「この人は誰だ!?」と
なりやすかったのです)
補完資料がある分、巻数は
増えてしまいましたが
(岩波文庫版で全六巻!)
作品世界を理解するのに必要なのだと
腹をくくって購入しました。
ということで
第二巻本編のあらすじを
簡単にご紹介いたしますが
第一巻から引き続き
大富豪となったピエール、
戦場での活躍の場を狙う切れ者アンドレイ、
素直な青年士官のニコライの
3人の男性の視点が入れ替わりながら
物語は進んでいきます。
第二巻では
彼らそれぞれの
「挫折」と「プライド」が
描かれていると感じました。
アンドレイは戦場で
自分が輝くチャンスを狙っていましたが
あっけなく負傷してしまい、
捕虜となってしまいます。
その後休戦状態になっても
残された家族に行方が知らされず、
絶望的な空気が家中に漂うなか、
アンドレイの妻・リーザの
お産が始まります。
しかし真冬のため医者がなかなか来ず
リーザの容体が徐々に悪化・・。
彼女をケアする女性たちに
不安と恐怖が押し寄せる中
ようやく医者が到着。
さらに行方知れずだったアンドレイも
医者と同時にやってきて
家は安堵感につつまれますが
容体は良くならず、リーザは
自分を置き去りにしたアンドレイに
非難の目を向けながら苦しみます。
そしてようやく子どもの産声が
聞こえてきますが、同時に
リーザは息絶えてしまうのです。
人が簡単に死んでしまう
戦場をくぐりぬけてきた後に
新しいいのちの誕生、そしてリーザの死と
死の直前のリーザからの非難のまなざしを
目の当たりにしたアンドレイは、
いのちのはかなさと自分の傲慢さを
深く見つめるようになり、
人が変わったようになります・・
一方、戦場に行かなかった
大富豪のピエールは
何不自由のない豊かな暮らしの中で
悶々とした気持ちを抱えていました。
妻にした女性・エレンは
とても美しい人でしたが
軽率なところがあり、
戦場から戻ってきた
昔の放蕩仲間のドーロホフと
エレンが不倫関係にあるという
噂が流れてしまいます。
ピエールは真相を確かめずに鵜呑みにし、
ドーロホフに決闘を申し込みます。
決闘の末にピエールが勝ちますが
噂を鵜呑みにしたことをエレンは怒り、
夫婦の関係はさらに悪化・・。
この騒動を通して
ピエールは自身の気の弱さと
エレンの容姿の美しさだけで
妻にしてしまったことを後悔し、
別の人生を歩みたい・・と
思うようになります。
やがてピエールは
旅先で出会った老人から
すすめられたフリーメイソン
(秘密結社)に入会。
フリーメイソンの洗礼を経て
心を入れ替えて新しい人生を歩もうと
強く決意するのですが、
ピエールの持つ財産や権力が
彼に重くのしかかってしまいます・・。
3人目のニコライは
戦場で噛み締めた
愛する家族と離れる寂しさを
埋めるように、温かい家族のもとで
のんびりと休養をとります。
凄惨な戦場を経験したことで
ニコライは戦場に向かう前の自分の人生が
とても子どもっぽいものに感じられ、
戦場に向かう直前まで
恋仲のような親密な関係だった
ソーニャとの関係についても
冷静に見つめ直すようになります。
しかしニコライの帰りを
温かく迎え入れてくれた家族と
久しぶりの自宅はとても居心地が良く、
何かと理由をつけては
パーティーや遊びに繰り出すように
なっていきます。
そうしてだんだんと
調子づいてきたニコライですが、
ソーニャに恋をしたドーロホフに
妬まれてしまい、
ある日ドーロホフに乗せられた
賭けで大負けしてしまい、
大金をドーロホフに支払う羽目に
なってしまいます。
ギャンブルで大負けしたショックと
泣きながら父親にお金を借りて
ドーロホフへ支払った屈辱は
ニコライの胸の中で
いつまでもくすぶり続けますが
しかしどうすることもできず、
ふたたび戦場へと戻っていくのです・・。
第二巻から3人の物語が
それぞれ大きく動き、
面白くなってきた・・!!と
わくわくしながら読みました。
戦場で活躍できず、
妻に非難の目を向けられたまま
何もすることができなかった
アンドレイの挫折。
地位も名誉もお金も
美人な妻も持っていて
何不自由がないはずなのに
ちいさな噂に翻弄されてしまう
ピエールの挫折。
家族の温かさに浸かりすぎ、
調子づいてしまったあげく
賭けで大負けしてしまった
ニコライの挫折。
そしてそれぞれ
自分の心の中で言い訳をしながら
第三者にどう見られるのかを
気にしながら行動する姿が、つまり
彼らのプライドが鮮明に描かれていた
第二巻だと感じました。
彼らは自分のプライドを取り戻すために
自分を深く見つめなおしたり
心を入れ替えて行動しようとしたり
自分自身により厳しく接したりしていますが
自分の誇りを取り戻そうと
やっきになるあまりに
行動が言動が極端になっていって
空回る姿が三者三様に
みられてとても興味深かったです。
かっこ悪いところや
ばつの悪いことは
さっさと更新してしまいたい。
なかったことにしてしまいたい。
けれどもそうするために
極端な行動に走っても
空回っている姿が見え見えで
恥の上塗りにしかならなくて
地道に自分の弱さや力不足に向き合い、
できることをこつこつ
積み上げていくしかないのだろうなと
思わされました。
仕事や育児ですぐキャパオーバーになり
自分の弱さと力不足を棚に上げて
夫氏にすぐ八つ当たりしてしまう
自分自身にも当てはまり
耳の痛い思いがします。。。
極端な行動に走ってしまいたくなるのも
すごくよくわかります。
周りからみれば、冷静に考えれば
「自分が損するだけなのに
どうしてそんな行動をしちゃうんだろう?」
という血迷った行動を
自分自身がしてしまうのは
プライドを守りたいがゆえのこと
なのだと改めて思います。
プライドが折れたままの状態で
人は生きていけないんです。
自分にも当てはまります。
「逃げた」と思われたくなくて
やりたくないことを意地でも
やっていた経験が・・。
(部活とか仕事とか・・)
みなさんもそういう経験が
ひとつはあるのではないでしょうか?
そう思うと、人生の中で
プライドを守るための行動に費やす時間は
意外と多いのかもしれません。
昔の偉人や権力者のプライドが
歴史を動かしていったことも
大いにあるのではないかと思います。
ささいなことでも争いが起きたり
破滅に近づいてしまったり
する原因のひとつに
プライドがあるのだと確信させられた
第二巻でした。
ですがプライドは
争いの種だけではなく
人を惹きつける魅力のひとつにも
なるはずなのです。
そういう話が第三巻以降に
あるといいなと期待しながら
第二巻の感想を締めたいと思います。
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