こんにちは!
最近育児系の本ばかり手に取ってしまっていたので
今日はひさびさに小説世界に浸りました!
江戸川乱歩『江戸川乱歩名作選』(新潮文庫)
「新潮文庫の100冊」に選ばれていた一冊です!
(新潮文庫の100冊が書店にあると、夏って感じがしますね〜)
本作は7編のミステリ作品が収録された一冊。
育児の合間にちょこ読みしたくて短編集を手に取りました。
文学部出身のくせに、江戸川乱歩はお初。
コナン君は好きだけど、元祖(?)とも言える
江戸川作品はスルーし続けていたのでした。
結果、なぜもっと早くに読まなかったのかぁ!!
と後悔するほど面白かったです。
各作品のあらすじはこんな感じです。
「石榴(ざくろ)」
大正×年の秋、空き家のはずのあばら屋に、石榴がはぜたようなものが・・
解決したはずの「硫酸殺人事件」を話すうちに思わぬ真相が明かされる・・
「押絵と旅する男」
汽車の中で出会った風変わりな男。
男は大きな押絵を抱え、世にも奇妙な話をしはじめる・・
「目羅博士」
「猿真似」という言葉があるように、人間は行動をまねする習性がある。
月明かりの夜、その習性が思わぬ狂気を引き寄せる・・
「人でなしの恋」
変人と聞いていながら嫁入りした娘は、夫が「人でなし」に恋をしていることを知り
抑えられない嫉妬心に凶行をはたす・・
「踊る一寸法師」
とある酒場、下戸の一寸法師に酒をすすめる悪ふざけがエスカレートし
とんでもない事態へと発展する・・
「陰獣」
探偵作家の「私」はライバル作家の大江春泥に脅迫されているという
実業家夫人の静子の相談に乗るが、そのうちに静子の後ろ暗い魅力に
惹かれるようになり・・
現実にありそうなものがあれば
ファンタジーなものもあり。
コナンを読んでいるときと同じように
「この人が真犯人なんじゃないの?」と予想するもハズレ・・
毎回とっぴなトリックと思わぬ結末に驚かされました。
短編で読みやすく、
短時間でトリックが明かされて
そういうことか!とスカッとできるので
リフレッシュに最適な一冊でした。
とはいえ各作品の読後感は
後味の良いものではありません・・。
ほぼバッドエンド。
でもどうしてわたしたちは
ミステリー作品とかサスペンスドラマに
ハマってしまうのか?
と考えさせられました。
わたしが思うのは、こうした事件が
「身近にありそうだけどまぁほとんど起こらない非日常」
だからなのだと思います。
人ごとではなさそうなちょうどいいスリル感がありつつ
「それは自分の身には起こらない」と分かっているから
人を惹きつけるのではないかと。
そう思うと
人間って性格悪いですね。笑
罪深い。。
それから
こうしたミステリー作品に必ず描かれる
人間の怨念に惹かれているのではないかとも
思います。
怨念とは
誰かを恨む気持ち。執念。狂気的なもの。
負のエネルギーMAXで
これまた気持ちの良いものではありませんが
ここまでのエネルギーを注げるのか・・と
圧倒され、ちょっと引きつけられる自分もいて。
人間、こええ〜
だけど、その負のエネルギーが
こうした作品のように
エンターテインメントにもなるなんてぇ・・と、
人間の「どこからでも這い上がる」底力を感じさせるのです。
もちろんこんな
怨念・狂気まる出しでは
生きていけませんけど、
人間はそれぞれうちに秘めた「狂気」を
持っているものではないかと思いました。
人でなしの発言をして
炎上する人が出てくるのは
狂気がひょっこりあらわれちゃったから?
でもでも
自分もこうした失態を
いつかしてしまうかもしれない、
そんなエネルギーの源である「狂気」は
きっと持っている、と思います。
わたしたちはこうした狂気を
うま〜く隠しながら
生きているだけ。
誰かの狂気を目の当たりにしたとき
「自分はうっかり出ないように気をつけよ」
と思って反面教師にできるから
ミステリーが好き、というのも
あるかもしれませんね。
幽霊とかクマとか自然とか
世の中に怖いものはたくさんありますが
何よりも怖いのは人間だな・・と
改めて思った一冊なのでした。
▼楽天はこちら
▼Amazonはこちら
(おまけ)
文藝の「怨」特集が気になります!こわいけど・・
★女性ファッション誌「25ans」オンラインで選書記事を連載しております!
【エレ女の本棚】ブックコーディネータおすすめ。「妊娠中に読んで良かった」マタニティ小説3選
妊娠中に読んでよかったマタニティ小説を選書しています!
よろしければチェックしてみてください^^
★コーチングサービスをやっています!
仕事や人間関係の悩み、将来の漠然とした不安が解決できるきっかけになるかもしれません!
育児まっただなかですがサービス受け付けております^^
詳細はこちらから↓
★メールマガジンもやってます!
ブログに書かないライフハックネタ、これだけは絶対おすすめしたい本などをご紹介しています!
詳細はこちらから↓
★選書サービスも受付中!
文庫本一冊から
あなたにぴったりな本をおすすめします😊
こちらも受け付けております^^
詳細はこちらから↓




