こんばんは!

本題に入る前にこの話題に触れさせてくださ〜い!





今日はこんなめでたいニュースがあって、緊急事態だし雨だしで下がり気味だったテンションが一気にあがりました!!

多くの方がうひゃ〜!めでたい〜!!とうきうきしたのではないでしょうか??



お正月に放送された逃げ恥スペシャル、安定期に入った直後でタイミング的にばっちりで、うきうきな気持ちでドラマを観ていたのを思い出しました^ ^

本当におめでとうございます!!



いつまで自粛が続くのか・・とふさぎ込みがちなご時世だからこそ、おめでたいことがあることがより嬉しくて、「おめでとう」と言えることがより嬉しいなと改めて強く思いました。



それから「おめでとう」という言葉には、人を明るく、より元気にさせるパワーがあるなと思いました。

(なんかスピリチュアルっぽい言い方ですかね??)

言われた方も、言う方もどっちも気分があがる言葉ですよね☺️



コロナ禍に限ったことではありませんが、身近な人のおめでたいことがあったときには「おめでとう!!」を今まで以上に強く伝えていきたいなと改めて思いました^ ^



さてさて前置きはここまでにしまして、

今日は出産前に読み返す西加奈子さんの名作シリーズその③です〜〜。



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産休に入って急に読み返したくなった西加奈子さんの作品。



子どもが産まれたらしばらく読書できないだろうから今のうちに読みたい作品ってなんだろう?と考えたときに西加奈子さんの作品が浮かんだのですが、3作品ほど読んでみて、なんで西加奈子さんの作品を読み返したくなったのかがなんとなくわかってきました。



それは、西加奈子さんの作品全体に包容力を感じるから。

ありのままを受け入れる姿勢。肯定的な視線。

この包容力が心地よくて、出産前というソワソワフワフワした気持ちが落ち着くから西加奈子さんの作品を手に取っているんだな、と思いました。



というわけで今日読み返したのは『漁港の肉子ちゃん』。



『漁港の肉子ちゃん』はとある寂れた漁港町にやってきた訳あり母娘の日常が描かれた物語です。



母は菊子という名前ですが、ふくよかな見た目から「肉子ちゃん」という愛称で呼ばれています。



そして娘の名前は喜久子。母と名前の読みが同じでもあるため肉子ちゃんは「肉子ちゃん」と呼ばれていました。



肉子ちゃんと喜久子は、喜久子が8歳のときに漁港町にやってきます。



それまでの肉子ちゃんの人生は散々で、悪い男に騙されて借金を作っては返し、また別の男に騙されて・・というのを繰り返して住むところを転々とした末にたどり着いたのがこの漁港町だったのです。



肉子ちゃんは漁港町にある焼肉屋で働き、ふたりの生活を支えます。



町の人たちはよそものの肉子ちゃんと喜久子に優しく、焼肉屋「うをがし」の店主は肉子ちゃんを「肉の神様が来た」と思うほどに歓迎していました。



肉子ちゃんはあまりものを考えないタイプで、よく言えばまっすぐな、悪く言えばおバカな人物として描かれます。



かたや娘の喜久子は周りの空気を読んで賢く立ち回る、肉子ちゃんとは正反対のタイプで、見た目も肉子ちゃんとはまったく似ておらず、周りから「可愛い」と評される容姿をしていたのでした。



そんなふたりは漁港町に腰を落ち着け、少しずつ暮らしに馴染んでいきます。



学校に行き、友達と遊び、放課後には商店街の人たちとおしゃべりをして、夕食は「うをがし」のまかないを食べ、休みの日には水族館に行ったり船に乗せてもらったりして。



これまでの散々な日々に比べるととても平和な日常が続くのですが、喜久子は成長とともに肉子ちゃんに話せない思いが少しずつ溜まっていくことを実感していくのです。



うちは貧乏なんだなぁ。

わたしたちの生活はずっとこのままなんだろうか。

この先どうなっていくのか。



このような気持ちに加えて、学校で女子同士のトラブルが起きたことや、雑誌の撮影に来ていたカメラマンに恋心を抱いたことなど、肉子ちゃんへ言えないことがどんどん積み重なっていきます。



そうして喜久子はさまざまな思いを抱えて日常を過ごす一方で、肉子ちゃんは変わらずまっすぐに(悪く言えば無神経に)日々を過ごします。



喜久子は気楽に生きている肉子ちゃんを羨ましく思ったり疎ましく思ったりしながら自分の気持ちを抑え込もうとしますが、あるとき喜久子にトラブルが起こり、それがきっかけで喜久子と肉子ちゃんの思わぬ秘密が明かされるのです・・。



訳ありな母と思春期の娘の田舎暮らしの日々。

『漁港の肉子ちゃん』のあらすじをひとことで言えば上記のような感じになりますが、肉子ちゃんほどではありませんがわたしも似たような経験(母子家庭で田舎に引っ越した)をしてきたため、喜久子の気持ちが痛いほどわかりました。



母の苦労を目の当たりにしてきたからこそ、子どもはいい子でいようと努力してしまうんですよね。



たとえどこか抜けててださくて、その垢抜けなさを疎ましく感じる「おバカな肉子ちゃん」であっても、自分を養ってくれるお母さんであることには変わりないし、悪気がないっていうのはわかるし、一生懸命に働いてくれているし。



そうやって思って自分の思いを抱え込もうとする喜久子の健気さに心から共感しました。



だけど自分は本当は「いい子」なんかじゃなくて。

周りから「可愛い」って言ってもらえることを知ってるし、まんざらでもないと思っているし、女子同士のトラブルが起きたときも「ざまぁみろ」って思っちゃうし、けっこう計算高く立ち回っちゃうし。



喜久子は「いい子」であろうと意識するあまりに、自分のずる賢さに気づいてしまって落ち込むんですよね。



これまた肉子ちゃんが「ずる賢い」の正反対なタイプだから自分の性悪さが際立って感じられて、喜久子はいてもたってもいられなくなるのです。

うんうん、わかるわぁ〜!!



この物語では漁港町の日々を通して喜久子の葛藤と肉子ちゃんのおバカさが主に描かれていくのですが、このふたつは最終的に母娘双方の惜しみない愛情へとたどり着きます。



結末は涙なしには読めません。

再読なのでどんな結末か覚えていたのですがやっぱり泣いてしまいました。



ふたりとも健気で。愛情豊かで。

お互いを大切にしていることが強く伝わってくる結末で心がとても温かくなりました。



この物語は「肉子ちゃん」というキャラクターのインパクトはありますが、自分の身近にもあるような親子の葛藤と愛情を描いた物語だと思います。



誰だって不幸になりたくない。けれど不運なことはある。

どうしてわたしがこんな目に・・と嘆きたくなるときがある。



だけど、そんな風に壁にぶつかるからこそ自分にとって大切なことがわかるかもしれない。気づくかもしれない。



散々な人生で迷走してきた肉子ちゃんが最終的に気づいた大切なこと、モヤモヤを抱えはじめた喜久子が知った大切なことが胸に強く響きましたし、自分にとって大切なことに気づいたとき、人は改めて生きる力が湧いてくるのだなぁと強く思わされました。



ひさびさに読んでやっぱり名作だったな〜!と噛み締めました!!

なんとこの作品、6/11に映画化されるみたいです^ ^

映画の予習に、泣きたい作品を読みたいときにぜひおすすめな一冊です!





 

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