こんばんは!
今日は朝から読書会をやりました^ ^




課題図書は
ジェーン・オースティン『高慢と偏見』!


↑あらすじを知りたい方はこちらのブログをご参照ください💁‍♀️


写真をご覧いただくとわかる通り、『高慢と偏見』はいろんな出版社から出ていて、訳者もそれぞれ違います。


今回は訳の違いについてはそこまで触れませんでしたが、光文社文庫版(写真中央下のやつ)には巻末に当時の時代背景がわかりやすく解説されているので、これから『高慢と偏見』を読む方には光文社文庫版をおすすめします!



光文社文庫版には物語の登場人物をすぐに確認できるしおりがついていて、すごく親切なつくりになっています^ ^
(調べたらしおりはネットでダウンロードできるみたいです!これすごく便利!!)


おのおの感想を語りましたが、やはり少女漫画的ストーリー展開に全員胸キュン。
感想文ブログにも書きましたが、結末はだいたい予想できるのに、どうして少女漫画的なラブストーリーにわたしたちは毎回惹かれるのか?という謎がさらに深まりました。


それが女性の願望なのか?
ときめきたい本能なのか?
ジェットコースター的な「安心できるスリル」を味わいたいからか?
(ジェットコースターは怖いけど死なないって分かっているので)


結論は出ませんが・・『高慢と偏見』の初出は1813年で、今から200年以上も前の物語が少女漫画のストーリーの基礎になっていることは間違いなく、ラブストーリーの「強さ」を感じずにはいられませんでした。


ちなみに当時の日本は江戸時代で、初出からおよそ100年後ぐらいに西洋文化が輸入され、『高慢と偏見』をはじめとする西洋文学にインスパイアされた小説が散見されるようになります(谷崎潤一郎『細雪』とかはきっとそう!)。


最近の少女漫画は全然読めていないのですが、さすがに令和ともなると「ふたりは結ばれて幸せに暮らしましたとさ」みたいな物語の終わり方への物足りなさ・不満があらわれ、ラブストーリーの多様化が進んでいる、という話になりました。


「凪のお暇」や「愛の不時着」はてっぱんのストーリー展開ではないみたいです(どっちもよく知らないのですが)。


結婚が女の幸せであり最終ゴール、という価値観を否定するつもりはありませんが、「結婚」という選択肢が強すぎる気がしていて、視野を広げるためにも「他の選択肢」を描く文化がこれからより広まって(深まって?)いったら良いな・・としみじみ感じました。


それから、キャラクターについて「ふたりを結ばせるために都合良く登場してるんじゃないの?」と思わせるキャラクターがいる、ということについて話しました。


物語後半でエリザベスとダーシーの結婚はふさわしくない!とわめき立てる叔母さんが登場するのですが、その叔母さんのおかげでふたりはお互いの愛を確信するからです。


その話をしながら柚木麻子さんの『マジカルグランマ』を思い出しました(都合の良いおばあちゃん役を演じていた女性が殻を破る物語です)。



また、『高慢と偏見』は男女のラブストーリーというだけでなく、自分のプライドの高さ(高慢)と偏ったものの見方(偏見)が織りなす人間関係のややこしさや上流階級の人々の暮らしから見える文化教養を深く知ることができるので、そうした面からも興味深い考察をすることができました。


物語の主人公・エリザベスの家は跡継ぎとなる男の子が生まれなかったために、家の財産はいとこのコリンズに引き継がれてしまうのですが(相続権は男子だけって・・というツッコミもありますが)、ベネット夫人(エリザベスの母)はそれが心の底から悔しく、自分の悔しさを晴らしたい&財産を残したいためにエリザベスとコリンズを結婚させようとします。


コリンズはエリザベスにとって全くときめかない相手だったのでエリザベスは即断るのですが、ベネット夫人は娘の行動が親不孝な行いとしか感じられないのです。
ベネット氏(エリザベスの父)はエリザベスのことは気に入っていますが、結婚についてはあまり介入せず、「我関せず」的な態度を始終とります。


エリザベスは決して反抗的な娘ではありませんし、むしろ母に代わって妹たちの面倒をみてあげるぐらいに良い子でいるのですが、人生の一大事における両親の行動・反応から価値観の違いを強く意識し、「わたしは誰に何を言われようと自分が好きになった人と結婚する」と自分の意思をさらに強くしたのではないか・・と思いました。


結果としてエリザベスはもっと良い男(経済的にも内面的にも)と結ばれるわけですが、ダーシーとお近づきになるまでは「親子の価値観のぶつかり合いの物語」になっていると感じました。


結局親の願いも叶えてあげていますけど、母と娘の価値観は平行線のまま、わかり合う描写のないままエリザベスはダーシーのもとへ行くので、ある意味で「親離れの物語」とも読めるかもしれないと感じました・・。


こんな感じで語り合いながら改めて思ったのは、この作品を2020年に読んでも「おもしろい!」と感じることの凄さです。


社会的背景は時代を経てどんどん変わっていきますが、200年経っても人の心を惹きつけるものを描いたオースティンの先見の明(?)と洞察力とキャラクターを描き分ける筆力にはやはり圧倒されます


恋愛物語の古典的名著に触れた上で、いまはどんな作品が描かれているのか、これから恋愛はどんなふうに描かれていくのかをひそかに研究していきたいなと感じました。


ということで今回もたっぷり語り合った読書会になりました^ ^
次回は『高慢と偏見』にインスパイアされたであろう日本文学を読む予定です!


それではまた更新します!


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