こんばんは!
今日は朝から
ひさびさのコンプレックス読書会をやりました!
 
 
こういうご時世なので、zoomで開催^ ^
 
 
 

課題図書はフランクル『夜と霧』(みすず書房)。
 
 
以前ブログに感想文をあげましたが、読書会でみんなの感想を共有すると
また違ったおもしろさを見いだせて、とても充実したひとときになりました^ ^
 
 
まず驚いたのが、旧訳版と新訳版ではかなりの違いがあるということ。
 
 
わたしが読んだのは旧訳版なのですが、新訳版には冒頭の「解説」(強制収容所がどれほどひどかったのかを克明に書いた記録です・・・)がなく、巻末の資料もないのだとか。
ですが、旧訳版よりも読みやすい言い回しで訳されているようです。
文章のテンション(旧訳版は固くて淡々とした印象がありました)もかなり違うよう。
 
 
旧訳版の訳者・霜山徳爾さんは戦争体験者で、かつフランクルさんとも実際に会って話を聞いたというエピソードがあります。
ゆえに、実際に戦争を悲惨さを体験しているからこそ「叙情的に語れない」部分があったのでは・・という話になりました。
 
 
「辛かった」「悲惨だった」の一言では済まされない、言いようのない思いをあえて口に出さず、悲惨な「記録」だけを淡々と描写していく・・
読みながら、その書き方でじゅうぶん読み手に訴えかけるものがある、と感じました。
 
 
新訳版と旧訳版でニュアンスの違いはあれど、書いている内容は同じなのでそのまま感想の共有をしていきましたが、
そのなかで特にハッとさせられたのが、「戦争」は終わっても、「心の傷」は終わらないのだ、ということでした。
 
 
強制収容所に入れられた人々が運良く生き残り、解放されてハッピーエンド、というわけではないのですよね。
日常に戻ってもなお、彼らは収容所での体験を「なかったこと」にはできません。
それぞれの心の傷に苦しむ一方で、まわりがその苦しみを「完全には理解しきれない」ことにもショックを感じてしまうのです。
 
 
これは、戦争に限った話ではなくわたしたちの日常生活でも置き換えることができますよね。
つらい思いを抱えている人の事情は知りえても、どれほどつらいことなのかを完全に理解することはできません。
 
 
自分はこんなに苦しんでいるのに、どうして誰もわかってくれないんだ・・!
そんなこと言われたって、わからないものはどうしようもないじゃないか・・ってな具合で。
 
 
「不条理」としか言えないものにあたってしまったとき、その人に襲うのは不条理のさなかの苦しみだけでなく、日常に戻ってからの苦しみもあるのですよね・・。
ほんと、これこそ、なんて不条理なことでしょう。
(「不条理」使いすぎてよくわからなくなってきた・・)
 
 
だけど、不条理なことは、いつ、だれに降り注ぐのかわからないもので、他人事ではありません。
運良く不条理のさなかにいなかったとしても、「理解」はできなくても「知る」ことはでき、想像して、共感して、彼らに寄り添うことはできるはずです。
本書はそういう「心の傷への寄り添い」のきっかけになる本になるだろうね・・とうなずき合いました。
 
 
もちろん、自分自身が不条理のさなか・・「夜と霧」のなかにいる人もいると思います。
本書はそういう人にも手を差し伸べていて、自分をとりまく「夜と霧」に呑まれそうになっても「自分」を守ることはできるし、極限まで制限されたなかであっても、自分にできることはないか、という使命感を奮い立たせて生き抜くことはできる、という希望を伝えています。
 
 
その場面に感動した、というメンバーもいて、改めてその場面を読み返して言葉の重みを噛み締めたりしていました。
 
 
ひとりで読み終えたときにもいろんな思いがこみ上げましたが、感想を共有し合うことでこの本の魅力に改めて気づかされ、本書を読んでよかったなぁと心から思いました。
 
 
ひさびさに文学読書会で感想を語り合えたので、なんだかすごくスッキリしました!!
次の課題図書もとても楽しみな作品なので、しっかり読み込みたいと思います^ ^
 
 
ひー!もうこんな時間!
土曜日だからよふかししてしまったー!
それではまた更新します!
 

 

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