こんにちは〜
おこもり生活2日目!
今日は天気もぐずぐずで、絶好のおこもり日和ですね〜。
ランニングもできないので、午前中は昨日の夜から読みはじめた本をひたすら読んでいました!
ささかわの読書感想文'20@mrn123mrn
今日やること全部おわたー!!ご褒美🍷#読書好きと繋がりたい #酒と文学が生きるエンジン#映えっぽい写真撮るために必死#匂わせ読了本#白ワイン は #セブンイレブン#シャルドネ が好き https://t.co/uLn2MrIU8s
2020年03月28日 17:06
↑昨日の自分、浮かれてる・・
読んだのは
島本理生『真綿荘の住人たち』。
島本理生さんの小説は何作品か手にしてきたのですが、「ままならなさ」を描くのがほんとぉ〜〜〜に巧み。
なのに、けっ、世界はそんな綺麗なもんじゃないよ、って卑屈になるわけでもなく、「美しいままならなさ」っていう訳の分からない表現をしたくなるような、そんな魅力を感じさせるのです。
島本理生『真綿荘の住人たち』は、東京・江古田にある下宿「真綿荘」に暮らす住人たちの日常とそれぞれのままならない恋愛模様が描かれた物語です。
真綿荘の住人は以下の5人。
大学進学と同時に北海道から上京してきた、おおらかで世間知らずな少年・大和。
高校生の八重子と恋愛をしている社会人の椿さん。
大柄な体型をコンプレックスにしつつも品の良いたたずまいの女子大生・鯨ちゃん。
真綿荘の大家であり作家でもある綿貫さん。
綿貫さんの「内縁の夫」と呼ばれる画家の晴雨さん。
彼らは住まいと食事を共にしながら、それぞれの「ままならない恋愛」に向かって悩み、もがき、ぶつかり、諦め、悲しみながらも少しずつ前進しようとします。
真綿荘の住人たちは、それぞれキャラクターが際立っていて、だからこそ他の住人たちとの価値観のズレにぶつかり合うこともしばしばあります。
特に、椿さんは男性を避けるようになった過去があり、綿貫さんが晴雨さんに「囚われている」ような状態が許せず、また綿貫さんが他の異性を誘惑するような態度を取ることにも嫌悪感を覚えて、彼女に事あるごとにつっかかっていきます。
そんな彼女たちの感情の機微にまったく気がつかないのが道産子の大和。
大和はあまりの鈍感さに、鯨ちゃんが大和に恋をしていることにもまったく気づかず、さらには悪気なく人を傷つけてしまうような言動を放ってしまうのでした…。
この物語では、住人たちのままならない恋愛模様に加えて、トラウマ、コンプレックス、親子関係の不和など、それぞれの心の内に抱えているものとの葛藤も描かれます。
彼らが内に抱えているものは、「自分と向き合う」と簡単に言えないほどに根深く植わっているもので、ときどき彼らは不安や悲しみに押しつぶされそうになります。
けれど、彼らは自分の思いをしまい込み、住人たちと食事を共にしながらこれまで通りの生活を続けます。
下宿の人々に救われた、というほどのエピソードはないけれど、孤独を感じるときに人の気配があることのありがたさや、深く介入しない住人同士の絶妙な距離感に安堵するときが確かにあるのでした…。
北海道出身・池袋在住の自分にとって、「北海道民ってみんな世間知らずでおおらかなの…!?」とよくわからない親近感を覚えました。笑
例にもれず自分も思いっきり世間知らずで、単純で、「ままならない」ことへの理解度も許容度もなくて、キャー恥ずかしい!!と大和の振る舞いを読みながら震えました。。
ですがそんな大和が「世間」に触れた第一歩が江古田の下宿というのはとても良かったのではないか、と親目線(?)でも思いました。なんだかんだ言ってもみんないい人たちなので。
単純でおおらかとはいえ、大和が都会での新生活への不安や孤独を滲ませる描写があり、それが痛いほどわかります。
自分の知らなかった世界が確かにある、と分かったときの居心地の悪さったら。
島本理生さんはそれを
「好きでも嫌いでもない女子の着替えを見てしまったときの気分」(37頁)
と描いていて、うまい!と唸りました。笑
ちょっと自分語りをしますが、
わたしも12年前(!)のこのぐらいの時期に北海道から上京してきたんですよねぇ。
世田谷で寮生活をしていたから、ほぼ大和じゃん。。
当時の自分の幼さに恥ずかしさで気絶しそうになりますが、
あの時感じた新たな世界に飛び込む不安、慣れるまでの居心地の悪さ、幼さが招いた失敗と自分の視野が少しずつ広がっていく感覚はいまでも忘れられない大事なものとして自分のなかに残っています。
そんな自分の大事なものを思い出させてくれる
素敵な物語でした。
島本理生さん作品にしては明るめなのも良かった。笑
それでは今日も身体に気をつけつつ
ゆるゆる過ごしましょうね〜!
▼楽天はこちら





