こないだの日曜日は毎月恒例のビジネス読書会(@代官山アイビープレイス)でした!

起業女子の友人がはじめた読書会。
ファッション関係を中心にゴリゴリ働く意識高い女子たちが集まり、起業、働き方などをテーマしたビジネス書を読み込んでざっくばらんに語り合っています。
ついでにプライベートな話と日頃の愚痴も聞き笑、ストレスも発散できた有意義な時間でした!

前回(『ザッポス伝説』)はアメリカの企業だったので今回は日本企業!
無印良品!


38億円の赤字企業(驚愕…)だった無印良品がV字回復を果たしたのは、無印良品のマニュアル「MUJIGRAM(ムジグラム)」を作り、徹底的に仕事の効率化を図ったかららしい。

マニュアルと聞くと、なんか思考停止なイメージがあったけれど、読み終わってマニュアルの大事さを痛感した。

読書会メンバーも全員一致で「マニュアル、大事だわ」とうなずく。
ほぼこれしか言わず、おのおののビジネスで当てはめようぜ〜という会話で終了した、至極シンプルな読書会だった。笑

本書の魅力はとにかく「読みやすい」ことと「わかりやすい」ことだ。
2000ページ以上あるMUJIGRAMの要点をコンパクトにまとめ、224ページにおさめているところにも驚愕した。
中身も文字ぎっしり!というわけでなく、画像や図がふんだんに使われていて「実際にマニュアルを作るにはどうしたら良いか?」と思う人の立場を配慮したつくりになっていた。(スゴイ!!)

わたしは
仕事はマニュアルだけやっててもうまくいかないんじゃ〜!
習うより慣れろじゃ〜!
口頭伝承で引き継がれていくもんなんじゃ〜!
という刷り込みがあったのかもしれない。

本書に「丁寧」の基準は人それぞれだから「丁寧にやってください」という曖昧な指示だとかえって効率が悪くなるという指摘があり、そこが一番響いた。

そして、もし今の職場にMUJIGRAMのようなマニュアルがあったら、20代前半をもっとハッピーに暮らせたんじゃないかと思ってしまった。

✳︎

「同じことは2回も聞くな」
「ここまで言わなきゃわかんないの?」
「子どもじゃないんだから」

わたしが新入社員のときに教育係の先輩に言われた言葉たちだ。

先輩はただでさえ業務が忙しいなか後輩指導を押し付けられてウンザリしている。
優しく教える余裕のないなかで動きの遅い新入社員にさらにイライラし、学生気分が抜けていない新入社員に緊張感を与えるために厳しく指導するのもわかる。

指導の仕方に「これが正解」なんて明確な基準はないけれど、マニュアルを作っておけばお互いの精神的ストレスがかなり減って、お互い気持ちよく仕事ができたんじゃないか。
そう思わないではいられない。

新入社員のときは「これが社会の“荒波”か……!!」と思って先輩の指導に必死に喰らいついていたけれど、6年以上経った今は「いや、もっとうまいやり方あっただろ」と思わずにはいられない。

すっごい当たり前のことだが、人は十人十色だ。
30キロの重りをぶら下げても大丈夫な人もいれば、5キロでもしんどい人がいる。
それぞれのポテンシャルに頼るような仕事の仕方をしていたら、耐えられない人にとっては地獄でしかない。

わたしにとって入社当時に配属された部署は地獄だった。
別の部署に異動してもうすぐ2年経つが、あの時のことを振り返ろうとすると、いきなり思考が止まる。辛かった、しんどかった、もう嫌だ……みたいな感情ばかりがこみ上げ、ぐるぐる巡り、冷静な分析ができなくなる。

いまはまだ思考の整理の途中だけれど、精神的・肉体的に強い人がそうでない人に対して「この環境に合わせられないあなたが悪い」という態度を出すことに強い抵抗感がある。

「わたしはまだ大丈夫」
「まだ我慢できる」
「こんなもんだよ」
「仕方ないよ」
と言って思考を停止させて、環境を改善させようとしなかった自分自身も反省したい。

マニュアルはポテンシャルの違う人々が全員合格点の仕事ができるようになるための最良のツールだ。
前いた部署には絶対あるべきだと強く思った。

けれど、マニュアルを作ろうと思うほど以前の部署には愛着が持てない。
いまいる部署と、家庭内(!)でゴリゴリのマニュアルを作ろう!と強く決意した。

トラウマをまだ引きずっているということがわかり、苦い気持ちがこみあげた一冊だった。
できるだけ早く克服したいものだ。