ライティング・ゼミで知り合った方におすすめいただいた一冊。

(「天狼院ライティング・ゼミ」に通っていたのですが、ライティングの極意を教わるだけでなく、いろんな方々と知り合う機会が得られて本当に受講して良かったと思う……詳しくはこちら!)

 

本書はタイトル通り「20代で捨てるべきもの・こと」にフォーカスした一冊。


わたしは20代を8年ほど過ごしているが、個人的にはそれなりに「捨て力」があると思っている。

 

たとえば

ベッド。

テレビ。

友だちをむやみに作ろうとすること。

不毛な愚痴飲み会。

残業。

白米。

贅肉(-10キロ)。

 

思いつくだけでこのくらいは捨てている。20代で引っ越しを4回、職場が変わり働き方がだいぶ変わったこともあり、だいぶモノや雑念は少ない方だと思っている。

 

なので、正直最初はほぼ流し読みしてしまった。

うんうん! やっぱりそうだよね!」とうなずきながら。


そんな感じですら〜っと読み終えてしまった。


しかし読み終えてから、わたしのなにかが「ちょっと待て」と言っていた。

本能で「わたしこのまま流し読みして本当に大丈夫?」と警告していた。

 

本能にしたがって、もう一度読んでみる。

今度は「わかっているけれどできていないこと」にふせんをつけながら。


すると、出てくる出てくる、「捨てきれてないものこと」の数々!

 

偉そうに、「読み終えたぜ〜」ってなにドヤってたんだ自分!

ていうかそんな態度じゃおすすめしてくれた人に失礼だし

 

なんというか、本書は「信号のある横断歩道」みたいな感じだったのだ。

赤は止まれ、青は進め、横断歩道に沿って歩け。


心がまえがシンプルすぎたのだ。

そのためわたしは、はいはい分かってますよ〜という感じてすいすい通ってしまった。


でも、たいがいの事故って、信号無視とか横断歩道じゃないところで起きていて、こういう基本の心がまえを横着したところ起きてないか?


わかった気になって、人生で取り返しのつかない事故を起こしてしまわないか?

……


 

わかったつもりではいけない。

シンプルな心がまえだからこそ、きちんと基本に立ち返ることが大事なのではないか。とハッとしたのだ。


ということで、今回は本書のふせん部分をピックアップし、備忘録的に自分の「捨てるべきものこと」リストを作ってみることにした



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視界にある“ノイズ”を捨てる。

→わたしの職場の机はまぁ汚い。「いつか片付けよう」が8割を占めている。猛省。

 

・“ストック”という概念を捨てる。

使い切れていない謎の調味料、缶詰、そうめん類(ほとんどもらい物だが)が家におそろしいほどある。ふだんはキッチン下にしまわれているため、存在を忘れている。冷蔵庫はわりと綺麗にしているのだが……たまに奥底に干からびたネギが発掘される。「モノが一つ増えると、自由を一つ失う」ということを肝に銘じたい。猛省。

 

衝動買いを捨てる。

→はい、やってます……。某ネットショッピングサイトのヘビーユーザーなのだが、「ポイント10倍!」とか「買い物マラソン」的なイベントについついのせられてしまうのだ。それが積もり積もって、4月のカードの請求はなんと23万円になってしまった……(自分でもドン引き)。これからは買い物のたびに「この買い物は投資か? 浪費か?」と自分に問うこと忘れるなよ!

 

“生活レベルの向上”という発想を捨てる。

→むむ、これはなかなか難題……。たぶん、徐々に、生活レベルが上がりつつある。一年間生活する上で最低限必要なランニングコストっていくらだろう。わかんなぁい(あとでちゃんと計算すること)。

 

決め付けを捨てる。

→「自分ルール」は死ぬほどある。1日一万歩以上歩く、昼か夜は糖質オフ、毎日本を読む、お弁当をつくる等々……。これらをやらないと気持ち悪いやらなかった日は罪悪感で死にそうになる。「自分の成長に合わせて、ルールを書き換えていくこと」ができるようになりたいなぁ。

 

「無いと不安」を捨てる。

→「荷物多くない?」旅行の際に必ず友人にかけられる言葉。いやぁ、だって、準備が楽しくてあれもこれも要るかなぁって思って……それに、わたし、旅先では緊張で眠れなくなるタイプだから、自前のパジャマとか絶対いるし! っていっつもブツブツ言い訳している。いつか「えっ、荷物それだけ!?」って言われたい。30歳までには。

 

照れを捨てる。

→年を重ねるごとに照れている気がする。結婚出産転職独立って、まわりはどんどん次のステージに移行しているのに、わたしはまだ「踊り場」だから。えへへ……いつまでもモラトリアムですいませんねぇって態度。それじゃあいかわたしは「書く」ことで食べていけるようになりたいです。クリエイティブなことをしていきたいです。

 

あきらめを捨てる。

→だいぶできている気はするけれど、まだ尻込みしちゃう。不安が先立ってしまう。戦略や計画は必要だけれど、「やりたい!!」と思った“衝動”にきちんと耳を傾けていきたい。

 

むやみな自由願望を捨てる。

→最近はだいぶなくなったけれど……「もう辞めてやるわー!!」って何度爆発したことか。その前に、どれだけ自分の生活をミニマムにできるか。書き出したこれらのことができていないようじゃ、まだまだ修行が足りない。

 


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……こんなにある。

20代が終わるまで、あと2年もないのに、捨て切れてないものが、こんなにある。


改めまして、最初は流し読みして、本当に申し訳ありませんでした……。

 

捨て切れていないものことばかりだけれど、一応28年生きてきて、「これがわたしの大好きなこと!」「これがやりたい!」というものはだいぶ研ぎ澄まされてきたと思う。

20代は不要なものを捨て「自分がほんとうにやりたいこと」に集中する準備をする大事な時期だということが、本書を読んでよくわかった

 

著者自分の夢を叶えるために15年かかったそうだ。わたしが「ほんとうにやりたいこと」が叶うまでの道のりは、気が遠くなるほど長いと覚悟しないといけない30代でエンジン全開でやりたいことをやれるようになりたい。そのために、もっともっと「捨て力」をあげないといけない!! と痛感した。

 

しかしわたしには時間がない。まずはノイズを消すこと、目の前のことに集中することからはじめたい。

 

いろんなことを肝に銘じた一冊だった。


★おまけ


本書で自分のやりたいことを研ぎ澄ませられた方におすすめしたいのが、谷崎潤一郎『痴人の愛』。自分の欲望・欲求に「猪突猛進」する清々しさ…わたしも味わってみたい。