しかし5日目にしてさっそく心が折れかけている。
2,000字書くということは想像以上に大変だった。
まず、書くネタに詰まった。
会社から自宅までの帰り道で、書きたいことが思いつくまで電車で帰らない!と決めて歩いてみたら自宅まで辿り着いてしまった。
何でも良いから書こう!と思って無理やり2,000字書いたら、すごくつまらなくて猛烈に恥ずかしくなった。
こんなはずじゃなかった。
文章を書くことは得意だったはずなのに。
大学のゼミで2万字書いて、指導教官に褒められたこともあるのに。
いざ書こう!となると、何も浮かばない。
何かしら熱く語れるエピソードがあるだろう、と思っていたがそんなにない。
というか全然無かった。2,000字も埋まらない。
わたしって何もない人間……と思ってすごく落ち込んだ。
本書はそんなわたしに「そうじゃないよ!」と言った。
「何もない」と落ち込む前に、ちがう見方で物事を考えてみれば、きっと道は開けるよ!と優しく諭してくれた。
本書は論理的思考とは異なる思考術「マーケット感覚」について説いた一冊だ。
アマゾン、YouTube、テレビ会議システムなど、インターネットの普及や技術の発達により20年前にはあり得ないくらいの便利なツールができ、迅速に連絡が取り合えるようになった現代。
なぜこれほどまでに発達したかというと、「マーケット感覚」に鋭い人たちがどんどん新しい商品を作り、新たな市場を生み出していったからだ。
本書はその実例にANAやジャパネットたかたなどを取り上げ、「この企業のライバルはどこか?」「ジャパネットたかたが顧客に与えている価値は何か?」ということを「マーケット感覚」に基づいてわかりやすく説明している。
「こういうシステムや道具があったら良いのに」と思う人が大勢いることをいち早く気付いた人が、悩みを解消できるサービスや商品を発案し、「〇〇で悩む人に、こんなメリットがあります!」と売り出した結果の積み重ねに今の便利な社会があるのだが、この過程に「マーケット感覚」は必要不可欠な思考術なのだ。
本書の画期的なところは、「何もない」ところから新しいサービスや商品が生み出される過程を具体的に説明し、「何もない、普通である」ことはチャンスであるということに言及しているところだ。
かなり便利な時代になったものの、働き方改革や待機児童問題など「生き苦しい」問題がまだまだある。
忙しい主婦の日常を「仕方がない」と諦めてしまって本当に良いのだろうか?なにかできることはないか?という思いに対して「マーケット感覚」があれば、食洗機や家事代行サービスなどの新たなサービスを生み出す基礎になり、サービスの売り出しが成功すれば「三種の神器」と言われるほどの人気商品になっていくのだ。
わたしは読みながら、わたしに足りないのはこれだ!と確信した。
「マーケット感覚」を鍛えないとわたしは自分の「強み」を売り出せず、いつまでもアクセス数が伸び悩んだ状態から抜け出せない。
わたしは、このブログを通して、読んでくださる人にどんな価値を与えられるのか?
わたしは、どういう形で、社会に役立てるようなことができるだろうか?
「今わたしがやっていること」や「今わたしが持っているもの」を「マーケット感覚」的に考えてみると、新たなサービスが生まれるかもしれない。そしてそれは多くの人が悩んでいることで、ニーズの高いことかもしれない。
そう考えると、今のままでも大丈夫なんだ!とホッとし、そしてやってやるぞ!とわくわくしてきたのだった。
では、その「マーケット感覚」とは具体的には何なのか?
気になった人はぜひ読んでみて欲しい。
