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元キャリアウーマン、現在は恋愛コラムニストのDJあおいが「それなりに稼げてストレスフリー」な生き方・働き方を提言した一冊。

アレコレすることで年収1億円!
みたいなハウツー本ではなく、
働く上でのメンタルケアに徹した一冊。

書かれていることはとてもシンプル。


"仕事をやりきった疲れ"は、よく眠れる「よい疲れ」になり、
"仕事をやり残した疲れ"は、夜更かしの原因となる「めんどくさい疲れ」になってしまうんですよ。
(27頁 「第1章 まずはなんのために私たちは働くのかを、はっきりさせておくね」)


私的には「人を嫌いになること」自体は決して悪いことではないと思うんですよね。
問題なのはその感情の処理方法だと思うんです。(中略)
病的に人を嫌う人というのは例外なく被害者意識が強いんです。
(60頁 「第2章 残念なお知らせです。その行動が人間関係をこじらせています」)


「苦労を嫌う人」というのは、「仕事がうまくいかない→なぜなんだろう?」という疑問を抱いたとき「自分が役立たずだからだ」と安易に答えを出してしまいます。
苦労よりも苦悩を選ぶわけですね。
なぜかと言えば、そのほうが楽だからなんですよ。
(126頁 「第3章 地に足のついた女がやっている仕事術・みほんのみ」)


努力は自分のやりたいことのためにするものであって、やりたい意思もないのに、嫌なことを耐え忍ぶのは、努力ではないです。(中略)
「自分はこれがやりたいんだ」という意思の上に3年いるべきであって、ただの冷たい石の上には、早々に見切りをつけたほうがいいのですよ。
(165頁 「第4章 こんなに仕事がつらいのにいつまで続ければいいの?」)


女性にありがちなことなのですが、「自分磨き」というと、すぐに新しい趣味や習い事等をやり始めたりして、自分に何かを付け足すことをやりたがるんですよね。(中略)
これらの行為ってスマホに余分なアプリをダウンロードするようなものでして。容量が少ないくせに余分なアプリばかりダウンロードしていたら処理能力が遅くなっちゃうだけなんですよ。
(188頁 「第5章 結局答えは自分の中にあるってことよ」)


ただああでもないこうでもないと愚痴をこぼすのではなく、自分の理想に近づくためには日々の精神的・肉体的な鍛錬が必要なだ。
叱るでもなく、上から目線で諭すのでもなく、絶妙な立ち位置でツッコんでくれるから、自分を客観視しながら冷静に読み進められた。

著者の言葉選びが絶妙で、章のタイトルに惹かれる。
そして言葉遣いひとつひとつに、読者への気遣いがあらわれていると感じた。

これらのツッコミをたびたび思い出して、自分を律しよう。