どうも!
効率的ではないブログ更新ぶり、遊んでばっかりの私生活のたけしまです。
カルテットとブルゾンちえみさんにじわじわはまっているテレビっ子です。
最近の読書時間は通勤電車とお風呂。
どちらも長時間はできないけれど、毎日絶対やることだから思った以上にページはすすみます。
それには続きがありまして。
どうしても、どうしても西加奈子さんご本人にお会いしたくて、
会えるかわからないのにファンレターを書いて(会う気満々w)最終日(2月5日)にふたたび『i(アイ)』個展に行ってきたのでした。
会えるかなぁ…会えなかったらどうしよう……会えても話しかけていい空気なのかなぁ…って感じで震えながら会場まで足を運びました。
辿りついて受付のところをのぞいたら、
西加奈子さんご本人がいらっしゃいました!
超ドキンとしました。
お顔もテレビで見たまんまで(そりゃそうだ)、始終にこにこしていて来場者と気さくにお話ししていらっしゃいました!
たけしまも、おそるおそる話しかけて、お手紙をお渡ししました。この時、心はきゃー!って叫んでました。
「ありがとうございます」と言って受け取ってくださった西さんの笑顔は忘れません。
今でも思い出して泣きそうなくらいジーンときた瞬間でした。
その後はつばきファクトリー「初恋サンライズ」(YouTubeを見てください)を聴きながら、半泣きで家に帰りました。
それがもう一ヶ月前のことになろうとしています。
興奮が冷めやらぬうちに、と思いつつ、言葉に出来なくて、その日のうちに更新ができず今に至ります。
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彼のすることのすべてが、私の琴線に触れた。私は終始、圧倒されていた。
(88頁)
『間島昭史』が描いた大きくて白い立派な絵を観て、来場者に丁寧なお辞儀をする『間島昭史』の姿を見て、「私」は溶けるように恋に落ちた。
32歳、アルバイトで生計を立てつつ絵を描く「私」は友人の紹介で『間島昭史』と出会う。
『間島昭史』は「私」と同じく絵を描く人であり、自分でありつづけることを怠らない人間だ。
『間島昭史』は生活のためにある程度「自分ではない自分」をよそおって社会と関わっていくことをせず、どんな環境であれ「自分」でありつづける姿勢を怠らない。
『間島昭史』の真摯な姿勢は、同じ絵を描いてる人として社会にある程度合わせている「私」を恥ずかしくさせ、畏れさせ、深く求めさせた。
『間島昭史』という『』付きの名詞は、「私」の深い欲求のあらわれなのだろう。
しかし、『間島昭史』には、どうしても離れられない恋人がいた…。
好きになってはいけない人を好きになってしまったと分かりながら欲求が抑えられない「私」の葛藤の様子と、その後の悲しい結末と魂の咆哮に身悶えしながら読了した。
なんて切なくて罪深くて純粋な物語なのだろうと思った。
「私をあれだけ動物的な慶びの高みまでつれていってくれたものに、私は触れていこうと思ったんです。自分が表現者になれないのであれば、せめてその手助けがしたいと思いました。あのとき私が感じた透明な気持ちを、誰かが感じてくれたら、と、本当に、本当にまっすぐ思っていたんです。」
(154頁)
引用はわたしが一番琴線に触れた部分で、『間島昭史』の絵を展示したギャラリーのオーナーの言葉だ。
本書は「動物的な慶びの高み」がよくあらわれている。まっすぐな気持ちの純度の高さに圧倒された。
まっすぐな気持ちの純度が高いほど、噛み合わなかったときの罪深さは増していく。人間ってなんて面倒くさいんだろう、と思いながら引き込まれた一冊だった。
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後日談の後日談。
お返事をくださるなんて、とても誠実な方だと思ってまた泣きそうになりました(´;ω;`)
もっと彼女たちの世界に近づきたい。と強く思いました。
これからもぼちぼち頑張ります。
また更新します!


