鏡 | 農家の嫁の実情

農家の嫁の実情

農家の嫁。8歳児(俊)と7歳児(仁)の母。義両親、子どもたちと暮らしています。半年間家出していた夫が帰ってきて、農業をやめてサラリーマンになりたいと。 就活が実り現在夫は単身赴任中。わたしも介護施設に就職し、大変だけどささやかな暮らしを楽しんでいます。

子どもは鏡みたいやなって思う

 

 

 

保育園へお迎えに行ったとき

先生から声をかけていただき

とても嬉しかったことがあります

 

 

 

俊の担任の先生が

遅番担だったようで

わたしが仕事を終えてお迎えにいくと

いろいろ話してくれました

 

 

「俊くんが園庭から教室に戻るとき

いつも自分の靴を揃えてから

上がっていくんやけど

今日は自分の靴を揃えてから

先に入ったお友だちの靴も

ひとつずつ揃えてあげて

それから教室に戻ったんです」

 

 

 

この話を伺って

胸がきゅーっとなりました

 

 

 

 

でかした!

俊!!!!

 

 

 

しかしわたしは

靴を揃えておく、ということを

教えたわけではありません真顔

 

 

 

 

それをしてくれるのは

いつも母さんです

 

 

 

玄関と違って

縁側から出入りすることの多い我が家は

さらに大雑把になりがちです

 

 

 

靴をぽーんと投げだして

家の中に入っていく

 

 

 

理由はいろいろやけど

トイレだったり

おやつだったり

欲しいおもちゃだったり

着替えだったり

 

 

 

でも何かをしている途中で

家に駆けこみ

用をすませて

また縁側から出てくるので

勢いが激しいんです

 

 

 

そのたびに

母さんは笑いながら

子どもたちの靴を直してあげていました

 

 

 

母さんの姿をみて

わたしも自然と直すようになり

それが少しずつ

子どもたちにもつながっていった

 

 

 

 

わたしが嬉しく思ったのは

俊がお友達に

「靴をそろえる」ことを

強要しなかったこと

 

 

 

例えば靴をそろえるんやで、と

わたしが毎日のように

躾けていたら

できるようになったやろけど

それを自分も誰かに

言うようになると思います

 

 

 

しかし俊は

ほんまに母さんのまんま

ただ、散らかった靴をそろえて

自分の靴も直して

教室へ入っていった

 

 

 

 

母さんやーんって思いました

 

 

 

 

子どもはよくみてるんやな

鏡みたいやな

 

 

 

 

怒ったり注意したりすると

その行為自体をしっかり覚えていて

俊が仁に注意したり

その逆もある

 

 

 

注意もしつけも悪いことではないけど

「見て学ぶ」

っていうのが

わたしはとても

好きやなと思います

 

 

 

良いことをすると

誰かに伝えたくなるし

他人にも教えたくなる

 

 

 

でも、みんなが

気持ちのいい行いを見て

学んで、吸収していける社会だったら

もっと自発的に

ゴミをポイ捨てしなくなったり

何か良い流れに変わるんちゃうかなって

思います

 

 

 

 

母さんの存在は絶大で

わたしも子どもたちと同じように

学ぶことがたくさん

吸収することも盛りだくさん

 

 

 

母であり、義母であり、友人であり

先生でもある

そして家族で大好きな人

 

 

 

わたしの行いも

子どもたちはよくみてるんやろなって

思ったから

これからの言動に

気を付けていかんとなひらめき電球

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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