わたしの勤務する施設には
個室と大部屋がある
個室は当然
その人の部屋やけど
大部屋はカーテンで仕切られているから
丸見えにはならず
それぞれの衣装ケースや
引き出し等の家具に囲まれている
家族の手紙や写真を飾ったり
お気に入りの日本人形を置いたり
それぞれ好みのスタイルで
生活してくださっている
でも、やっぱり集団生活やから
一人暮らしのようには
いかない部分もある
他者に干渉してしまう方と
干渉されたくない方がおって
時々トラブルが生じる
AさんとBさん
Aさんは人のお世話をするのが
好きで
ついつい手を出してしまうタイプ
一方のBさんは
自分のペースで生活したい方で
テリトリーを大事にしている
Aさんが
良かれと思ってしたことが
Bさんにとっては
おせっかいになることがある
小さな衝突は
何度かあったんやけど
そのたびに職員が介入したり
AさんかBさんのどちらかが
歩み寄って
修復していました
問題のひとつが
ふたりとも同じ大部屋ということで
別の部屋にした方がいいんちゃうか、と
議題にあがることがあるんやけど
基本的には仲がよく
別の部屋になってしまうと
かえってきまずいわ、と
本人さん同士が
おっしゃっていたので
そのままになっていました
でも根本的な解決のためには
物理的距離が
必要やろな、と
みんな思っていました
きっと集団生活の場なら
同じような出来事、
問題がどこにでもあるんやろし
決して珍しい話ではないんやけど
人に干渉しないというのは
難しいことなんやな、と
感じました
トラブルの詳細は書きませんが
この出来事は
わたしのなかで
とても難しい問題で
ずっと考えています
良かれと思って
↑
これがほんまに難しい

だって、悪気がないことやから
むしろ一般的には
感謝して欲しいわ、くらいの
ニュアンスなケースもあるかもしれんし
施設内に限らず
職員間でも
見聞きする話です
人と人との距離感って
それぞれが異なるボーダーを持っているから
めっちゃ難しいと思います
わたしは適度ひtな距離が
欲しいタイプやから
距離を作りがち
それが冷たく感じたり
人への無関心と思われたり
不愛想な人やなという評価に
つながることもある
わたしに近い人がいるとすれば
何も気にならんかもしれんし
もっと距離をあけてくれーって
思う人だって世の中にはいるやろし
自分が困っている時
そっと手を差し伸べてくれる人がいたら
ありがたいなと感じることがある
例えば
父さんが入院しているとき
見よう見まねで野菜の出荷作業を
していた時期
いろんな方々が
手を貸してくれました
わたしは人見知りで
自分から声をかけることが
難しくて
人と人が会話しているところに
入っていくことなんてできんし
戸惑っているわたしに気づいて
すぐ声をかけて
教えてくれた方々への恩とか感謝って
一生忘れんと思う
あの時は
適度な距離なんて言ってられんくて
助けてもらえてほんま嬉しかった
距離が欲しいときと
そうでないとき
こうしてみると
自分勝手な話やなーって思います
助けて欲しいときもあれば
そっとしておいて欲しいときもある
そやから難しいなと
感じます
人と人とが関わる中で
どうしたって
意見の食い違いは生じるし
それを完全に避けたり
予防したりは
できんやろなと思う
利用者さんたちは
そのことに気づいている方も
たくさんいるんやろな
人生の大先輩やし
わたしの倍以上も
人生経験のある方が大勢おるし
自分を振り返ったり
見つめ直したりできる
施設で学ばせていただくことや
気づかせてもらうことばかりで
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