イチローも新天地での第一歩を踏み出しました。飯舘村で「新天地を求める会」と称し、アンケートを行ったり、説明会で村や国の役人に質問したりしてきました。結果は社会の一般常識と同様、馬鹿に何言っても無駄でした。しかし、大きな成果もありました。それは、世の中に広く、官僚どもと政治家が馬鹿であることを周知できたことです。これは重要なことです。今後、どんな事業も彼らの言いなりで進めてはいけないということが国民すべてのコンセンサスとなりました。これは素晴らしい成果です。同時にこの素晴らしい成果を持続する努力が大切であり、その努力を国民は義務づけられたと言えるでしょう。
さて、自分自身の問題としては、補償、賠償問題は当然きちんとさせていくことが必要と思っていますが、それは人生の目標ではありません。新天地を確保し、新生活を始めなければ人生の目標に向かうことすらできないことを痛感した1年半でした。ここへきて、賠償問題が動き出したことはよいことです。ぜひ、報道に有ったように提示された条件を最低限として十分な賠償がなされることを期待しております。まだ、経産省は抵抗をしようとしている節がありますが、それは経産省が自らの存在を無にすることにつながるでしょうから我々としては大歓迎です。
飯舘村の環境は私にとっては最高のものでした。だからと言って除染して、生活ができるかと言えばそれは否です。放射能汚染は農業を行う環境をすべて無にしてしまいました。これ以上菅野村長のたわごとについてはいけませんし、付き合っている時間も無駄です。住民にはいろいろな考えや事情もあり、飯舘ウオッチャーの方々もいろいろな意見をお持ちと思います。しかし、住民という生き物が存在しているわけではなく、一人一人の生活再建こそが大切なのです。そのことだけは大前提として、これからも飯舘村に関心を抱き続けていただきたいと思.います。
たいへん残念な決断を私もする時が来ました。昨年から新天地と言いながら活動もしていないなどと陰口をたたく被曝応援症候群(被曝奨励無脳症)に対する反感をばねに(もちろんそれだけではありませんよ)、移住先を探してきました。そして飯舘村で目指していた農業を実現する事が出来そうな場所がようやく見つかりました。今後は飯舘村の問題とともに、新天地での復興をこのブログでお知らせできればいいなと思っています。なんといっても線量計の数値が0.05μsv/hを示したことに感激しました。これなら多少風が強くても年間1msvには至らないでしょう・・・。
私の力は微々たるものですが、あいつでもできる事なんだと住民の多くの人に勇気を与える事が出来れば幸いです。そして、私を支えてくれたみなさんがご近所に移住してくれればそれは最高の結果ですね。なかなか好みの問題もあるでしょうからそれは難しいでしょうが。少なくとも村の皆さんが個々の目標を持つ事が出来て、そのための選択肢を的確に選んでいただけることを望んでいます。移住先の情報は必要な方にはできるだけ提供していこうとも思っております。