88歳の叔母が
天に召された。

〜自分の人生が
いつ終わっても
後悔がない 
あっという間に
過ぎたが
私が越えてきた
日々に心から
満足し感謝ている〜

数年前から預かっていた
エンディングノートに
そう綴られている
15歳で親元を離れ
長崎の坂の上に在る
キリスト教の
寄宿舎の学校に入り
系列の幼稚園教諭として
定年後も
幼児教育に携わり
生涯独身でずっと
一人暮らし
手先が器用で
元気で働き者
毎週ミサの
オルガン弾きに
自転車で通い
傍目には
非常に地味で
抑揚がない
淡々とした
日常に見えた
だがしかし
告別式で聴いた
エピソードは
お茶や着物も楽しみ
なぜか70過ぎて
突然始めたらしい
詩吟を内輪の会で
習いたてですがと
恥ずしそうに
披露したり
クリスマスパーティを
開いたり
外国の硬貨や
地図が詳しく
載せてある
ガイドブックも
あったので
時々旅に出たりも
していたのだろう。
いやもしかしたら
行ったりつもり
で楽しんでいたのかも知れず
野の花をひっそり
一輪挿して楽しむような
ささやかな
暮らしぶり
簡素でも
好きな物や
人々に囲まれ
信条に合わない事は
断行譲らず
強くもあり
柔らかく
温かい人柄だった。
信仰と共に生き逝く
たくさんの
祈りと
讃美歌と
色とりどりの
花に囲まれ
シンプルで
祈り溢れる
告別式を
終える事が
出来ました。
静謐でした。

生前住んでいた
部屋の片付けをしました。
寝室に置いてある
毎日手を合わせていた
聖母マリア像のお顔は
穏やかに
見守るような
眼差しだ。
昭美おばちゃん
お疲れ様!
15歳から一人で
よく頑張ったね
ずっと一人暮らしだったけど
たくさんの仲間に囲まれ
独りと感じる事はなかったね
15歳で出逢った
イエス様の側で
これからもずっと
にこにこ笑っててね☺️☺️