癌という病にかかり
絶対に
健康な方々に
わからない
心の痛みをかかえております
朝 目覚めたら
何も変わっていないことを
思い知らされ
切り刻まれた
身体を思い知り
毎日 毎日
大きな 不安に怯え
ほんの わずかな
異変にさえ
もしかしたらと
考えて生きなければ
なりまへん
お一人の方々
幼いお子さんをお持ちの方々
難しい思春期のお子さんをお持ちの方々
お子さんが 癌の方々
死を考えながら
生きなければなりまへん
秋の紅葉は
来年も見られるねんやろか
お正月は
後何回 過ごせるねんやろか
子供がもう少し 大きくなるまでは
我が子のように愛するペットを
看取るまでは
どんなに
悲しくても
家族の前では
泣かへんように
強うなって
人から見たら
強いお人やなあと
言わはることもあります
そんなことはおへん
いつも 慰めてほしいのんどす
誰かに
大きな愛で
抱き締めてほしいのんどす
私と同じ思いを
したはるお人は
きっと
きっと
同じ星の下に生まれ
いつか
命が尽きたら
同じ星に行けるのやと
思います
その時は
健康な身体で
不安で怯えることもなく
笑って 笑い転げて
生きられるのやと思います
心の痛みを知ったから
お人の 痛みが
わかるようになりました
同じ病の同士達は
私の 宝物どす
かけがえのない宝物どす
ちあき庵