去年の12月。
「自分に似合う色はどれなのだ」と突然、疑問が湧いたので
いろいろ調べた結果、プロに診断してもらうのがよかろうということで
松坂屋上野店・ファッションナビデスクというところで
パーソナルカラー診断[レディス] (45分、3240円(税込))を予約した。
だいたいが45分~60分で15000円ほどのところが多いので、3000円台は破格だ。
銀座店は相当頑張らないと予約が取れなさそうだったので、
まぁまぁ取れそうな上野店を予約。
そして、いざ当日(2月)。
時間前に松坂屋に着き、該当階へ行くも案内がない。
2月ということでバレンタインのイベントが開かれており
中途半端な時間ながら混んでいる。
イベント会場を抜け、適当に歩いてみるが受付がどこなのか分からない。
時間が近くなって焦って見回すと、少し通り過ぎていた。
慌てて戻ると、カウンターには誰も居ない。
他のお店のかたが「何かございますか」と声をかけてくださったので
ファッションナビというのはここでいいのかと聞くと
「あっ、担当が、今、お客様がいらっしゃらないと言って外に…」
「ちょうど今、時間になったくらいだと思いますが」
と話すところで担当が戻った。
即、診断する部屋に通されて、慌てた様子で先に会計と説明を受ける。
何分前に着いてないといけないとか何も連絡無かったけどなぁ
などと考えながら、部屋を見回す。
お世辞にも明るいとは言えない部屋で、ライトをつけた姿見がある。
顔の影が色濃く見える。
この状態で診断するのか…。
少し不安になった。
次に、一通り診断についての説明を受ける。
次に実際に春・夏・秋・冬と明度と彩度で分けられたドレープを胸元にあてて
担当者と一緒に似合う色を確認していく。
ペラペラとドレープをめくっていく。
似合わない色だと、顔色が面白いようにくすむ。これは分かりやすい。
どうやらイエローベースとブルーベースでいうと、ブルーベース
季節でいうと夏、になるらしい。
原色に白い絵の具を混ぜたような、淡い色やグレートーン、
青味がかった色などが似合うのだそうだ。
同じブルーベースでも冬となると原色が多く、色が強い。
胸元にあてたドレープの色が顔に反射してますよね!と言われ確認すると
確かに緑色などは、自分の顎も緑色になっている。
顔の真下から胸の上にドレープがのっかっている状態だから、
まぁ色も反射するだろう。
普段はそんな襟の詰まった服は着ないから、
実際の洋服となるとどうか分からないが、色の診断とはこういうものなのだろう。
首の長いすらっとした人だったなら違ったのかもしれない。
事前にいろいろ調べていて知ったセカンドシーズン(一番似合う季節、の次に似合うもの)
については診断がなかった。
どちらも夏ということもあるそうなのだが、そういう話もなかった。
結果、あなたはサマータイプですよ、という診断書(紙っペラ)と
サンプルカラーが乗った用紙を貰った。
どうも乗っけから「早く終わらせたい」感を感じたが、
ドレープを当て終わってからは、より強くそう感じた。
「何か質問あります?」と言われて何も聞かぬのも良くないと思い
「アクセサリーはどうしたらいいのか」と聞いた。
シルバーで、光沢のないものが良いらしい。
「他は?」と聞かれても、こちらも話す気がなくなってきたので「特にない」と答えたのだが
あまり早く帰してはマズイのか、髪色や眼鏡の色について話してくれた。
「髪色はいつもそんな感じですか?」
『いつもはもっと明るいです。金髪もしたし』
「ハァ!?ありえない!」
『アッシュ系ですよ。評判良かったですけどね』
「まぁ、それなら… 眼鏡は何で黒フチにしたんですか?」
『ダメですか?』
「パステルカラーがいいと思いますよ。パステルカラー。」
『そんな眼鏡見たことないなぁ』
「じゃ、そろそろ」
ということで診断終了。
コートを受け取りながら
「このコートの色は何で決めたんですか?」
『適当です』
「これはまぁ正解の色だと思いますよ」
『あ、そうですか』
診断終了時に会話をブツ切られた時点でもう診断なんぞどうでもいい、
この人と話したくないと思ったので適当に話をした。
このかたが1人で365日診断しているのではないのだろうから
たまたま私とウマが合わなかっただけだと思うのだが、
予約が取りやすい理由はこういう事なのかもしれないなと
帰りがてらぼんやり思った。
「相場より安いとはいえ、全然おもしろくもなかった。損した。」
時計を見ると35分経っていた。