遅刻は何分まで許せる? ブログネタ:遅刻は何分まで許せる? 参加中
本文はここから

3時間。
分に直せば、180分。

別に許せるわけじゃありませんが。
3時間待ったことがあります。

その日、BFと神戸に遊びに行くことになり。
彼とわたしは、方角が正反対の別々の街に住んでいたので、
神戸の駅のホームで待ち合わせ。

ところが、来ないんだよ、ヤツが。
電話もかかってこないし、メールも来てないしぃ。
こっちからも、ヤツのケータイに電話したり、
メール送ったりしたけれど、反応無し。

いったいこれは、どーゆうことだ?
待ち合わせの日にち間違えた?
彼が病気が事故にでもあった?
それとも…ワタシ、フラレチャッタノ?…

マイナス思考のらせん階段を
ひたすら駆け下りて行きながら、
それでも電車が停まって、乗客が降りてくるたびに、
今度こそと期待のまなざしを投げかけ、そして失望…

1時間を過ぎたころには、ほっといて帰ろうとも思ったけれど。
自宅から神戸まで、ただ往復しただけじゃ、あまりにも虚しいから。
1人で神戸観光しようかなぁ。
でも…もしも、彼が病気が事故にあったのなら、
知らなかったとはいえ、なんか申し訳ない気もするよねぇ。

と、1時間半くらいした時、突然わたしのケータイが鳴った。
知らない番号…
おそるおそる出てみると、
「あの…のんさんでしょうか…」
と、女性の声。
わたしの心臓が嫌な感じにドクンと打った。

「はい…のんですが…」
「あっ、私◎◎(待ち合わせ相手)の母です。
息子がご迷惑かけているみたいですみません」

おかーさん!ですかぁ。
えっ、じゃやっぱり病気が事故?
心臓がドクドクし始める。

「実は◎◎、寝坊した上にケータイ持って出るの忘れたみたいで。
今そちらに向かっているので。
ええと、あと1時間ぐらいで着くと思うので、
喫茶店にでも入って待っていてくれ…と。」
「はぁ」
「でも、のんさん。
あんなバカ息子。
待ってくださることないですから。
本当にごめんなさいねぇ」
「あっいや、その…」

で、結局そのままホームで、待ち続けましたよ。
更に1時間とちょっと過ぎたころ、ヤツが電車から降りてくるのを見た時には、
もう怒るエネルギーも残っていない。

「あー、ごめんごめん」
「………」
「待っててくれたんだねぇ。
ありがとう」
「………」
「でも普通だったら、これだけ待たされたら帰っちゃうよねぇ」

ぶちっ!!!

キレたぞ、わたし。

全力で回れ右をすると、大股で歩きだす。
ヤツは、慌てて追いすがってくると、

「あっ、待って。
怒ってる?そりゃ、怒ってるよね」
「………」
「ごめん、ごめんなさい」
「………」
「お願いだから、事情だけでも聞いて」

ぴたっ。

事情たって、寝坊した上にケータイ忘れただけの事だろうに。
でも、なぜおかーさんから電話があったのかは知りたいわぁ。
好奇心は、猫をも殺す。

好奇心に負けて、喫茶店で温かい飲み物を前に、
ヤツの事情を聞くことに。

寝坊して、ケータイ忘れて、電車の中で気がついたけれど。
取りに帰ると更に時間がかかるから、
途中公衆電話を見つけて、わたしに連絡をするつもりだった、と。

で、今では古代の遺跡ぐらい珍しい公衆電話を
運よく見つけて、わたしに電話しようとして、
はたと手が停まった。

わたしのケータイの番号覚えていない…

確かにねぇ。
これ便利な時代の落とし穴だわ。
いつも、ケータイに登録してあるのを、ワンクリックしたら、
相手につながっちゃうから、番号なんか覚えてないよね。
かくいうわたしも、友だちも家族のケータイ番号ですら、
覚えてないもん。

で、ヤツは公衆電話の前で必死に考えて、
唯一覚えていた電話番号、自分の実家に電話して、
おかーさんに事情を話して、
なんとかわたしに伝えてくれと頼んだんだって。

でもねぇ、頼まれたおかーさんもそりゃ困ったそうだよ。
息子の友達のケータイ番号なんか、わかるわけない。
考えあぐねたおかーさんは、息子の下宿の大家さんに電話して。
幸い大家さんのうちは、ヤツの下宿のすぐそばだったので。
大家さんに息子の部屋に入ってもらって、置き忘れていたケータイから
わたしの番号を探してもらって、
で、おかーさんからわたしに電話とこうなったわけだそうで。

「あっ、あんた…
おかーさんや下宿の大家さんまで巻き込んじゃったのぉ」
「うん。
でも、のんには絶対待っていてほしかったから」

て、いうかそもそもあんたが寝坊しなきゃよかったのでは?


そういうわけで、3時間待ったことがあります。
遅刻は何分まで許せるかは、まだわたしの中で結論が出ておりません。