ラスク
が病院の奥から出てきた。
久しぶりの再開だ
母ちゃんは
『ラスク~
ラスク~
』
と気が付くと何度も名前を呼んでいた。
ラスク
は母ちゃんを見て
シャカシャカと先生の手の中でもがき
床に下ろされると
転がるように母ちゃんの所にかけよってきた
喜びと言うよりは
すがるような気持ちに思えた
目には涙が固まったあとをいっぱいつけて
自慢の毛並みもパサッとし
病院の消毒の匂いがした。
本当にさみしくて、やつれたように見えた
『おうちに一緒に帰ろう
』
そう言って少しでも傷が痛くないよう
ラスクを
そ~っと抱っこして病院をあとにした。
ラスクお帰りなさい。
ずっと待ってたよ

