今日のノマド&パレオドクターの格言
     「その日のうちに終わらせる重要な用件は2つ以上にしない

今日も快晴でした。
昨日の仕事での精神的ストレスを癒すため、今日の午前中は体を休めることに。

$ノマドドクター・ヒロのブログ


さて、昨日私の出版する本に関係してくる非常に重要なニュースが入ってきました。

それは・・・・・


糖質制限食(低炭水化物食)について、長期的な効用は認められず、むしろ死亡リスクが有意に増加するという研究結果が論文発表されというニュース(PLoS ONE, January 2013, Volume 8 Issue 1, e55030)。

 炭水化物の摂取量を極端に減らす「糖質制限食(低炭水化物食)」は、短期的には減量や血糖コントロールの改善につながるとして、減量や生活習慣病の食事療法のひとつとして注目されていました。一般書でもかなりのベストセラーになっていましたね。しかし、長期的な効果や安全性についてはあきらかになっていませんでした。

私の今回出版する本でも糖質制限食は”偏食”であり、危険であることをはっきりと指摘しています。
 

今回の論文では、昨年9月までに発表された糖質制限食に関する海外の医学論文から、ヒトでの経過を5年以上追跡して死亡率などを調べた9論文を解析しています。対象者は27万2216人(女性66%、追跡期間5~26年)。総死亡数は1万5981人でした。

その結果を詳しく見ていきましょう。

総カロリーに占める糖質の割合をスコア化した(LCスコア:low-carbohydrate score)。その結果、総死亡リスクは低糖質群で31%、有意に高値でした(調整リスク比の95%信頼区間は1.07-1.59)。
 

低糖質群と高糖質群を比較したLCスコアでは、心血管(CVD)による死亡リスクは低糖質群で10%上昇していました(同0.98-1.24)。いずれも低糖質群の死亡リスクは上昇がみられ、糖質制限食による長期的な効用は認めないことが示唆されました。


この論文の推測で著者は、糖質制限食(低炭水化物食)について、長期的な効用は認められず、むしろ死亡リスクが有意に増加するという結果について

①糖質のある野菜、果物を制限することで食物繊維、ビタミン、ミネラルやファイトケミカルの欠乏が起こる
③動物性タンパク質の摂取による悪影響

を挙げています。

私の本でも書きましたが、糖質制限食は「糖質」のみに注目した視野狭窄の偏食です。また動物性タンパク質の「質」にも言及していない点で糖質制限食は失格といえるでしょう。

やはり、医師としては本当の健康法をお伝えしたいものです。

狩猟採集型(原始人)ダイエット(ナシュラルパレオダイエット)と糖質制限食は似てまったく異なるものなのだということが証明されて、3月の出版にむけて追い風となる嬉しいニュースでした(=⌒▽⌒=)。