6歳の娘ちゃんは、絵本を読む事が大好き。
多い日だと、1日に8冊くらい読みます。
そのため、私は、最低でも、週に一度は、図書館に通っています。
借りた大量の絵本を巾着袋に入れて、図書館に返して、また大量の絵本を借りて、家へと帰る。
その姿は、まさに、季節外れのサンタクロース。
(よろめく おばサンタ)
絵本を選ぶ時は、必ず、中身をさらっと読みます。
自分の目で見て、面白いと思った物や、子どもが好きそうな物を選んで、借りるんです。
表紙だけで選ぶと、大抵、娘ちゃんに
「このお話、全然面白くない」
と、バッサリ斬られてしまうからです。
絵本を読む目も、だんだんと厳しくなっております。
そのため、少し面倒ですが、いや、結構面倒ですが、サラッと内容を確認してから、借りるようにしています。
子どもの絵本って、大人が読んでも、結構楽しいんですよ。
中には、考えさせられるような、お話もあります。
最近読んで、考えさせられた絵本。
それは、、、
『しあわせなハンス』
、、聞いたことねぇ〜〜〜。
はい、私も、初めて知りました。
でも、かの有名な、グリム童話のお話です。
それだけでも、気になってきましたよね?
あれ?
なってきましたよね??
(心配になって、2度聞き)
ちなみに、グリム童話って、グリム兄弟が書いているんですって。
グリムって、1人じゃなくて、兄弟だったんですね。
いや〜、知らなかった。
、、って、グリム兄弟の話は置いといて、
『しあわせなハンス』のお話です。
ざーーーっくり話しますと、こんなお話。
主人公は、のほほんとした ハンス君。
ハンス君のイラスト、たまに、ブログに出てくる我が家の、のほほんパパさんにソックリですが、そこは、お気になさらず(笑)
ハンス君は、親方の元で7年働き、母親が居る家に帰る事に。
親方から、マジメに働いた分、金の塊を貰いました。
(いや、親方。何で、金の塊?そこは現金でお願いしますよ)
さすが、のほほんハンス君。
頑張って歩きます。
途中、馬に乗った男に出会い、
「馬と金を交換しない?」と言われます。
重い金より、馬に乗れば、楽に家まで帰れると考えたハンス君は、喜んで交換します。
しかし、元気過ぎる馬に、すぐに振り落とされ、テンションが、下がりまくります。
そこに、牛を連れた男がやってきて、
「馬と牛を交換しない?」と言われて、喜んで交換。
ほほぅ。
ここまでは、わらしべ長者の外国版?って思いました。
その後、子豚を連れた男に出会い、牛と子豚を交換。
ガチョウを小脇に抱えた少年と出会い(どんな少年?)子豚とガチョウを交換。
あれ?ハンス君。
どんどん、物がショボくなっているような。
こちらとしても、交換した人たちが、みんな『しめしめ』みたいな顔をして、走って去って行く姿が気になります。
君、騙されて、、、
いや、やめておこう。
題名が『しあわせなハンス』なんだから。
そのうち、わらしべ長者のように、良い事があるはず!
最後に、包丁の研ぎ屋と出会い、
ガチョウと交換して、その辺に転がっている重い石を貰います。
(え?その辺の重い石?)
ハンス君は、喉が渇いたので、水を飲もうと井戸に向かいます。
すると、手が滑って、井戸の中に、石を落としてしまいます。
それを見たハンス君。
泣いて悲しむかと思いきや、、
はい?
そして、
「これで、重い石を運ばなくて良くなった!こんな幸せ者は、どこにも居ない!」
と叫び、神様にお礼を言います。
え?え?
そして、最後のページ。
『ハンスは、心も軽く、お母さんの待つ家まで、飛んで帰りましたとさ。
おしまい』
え?え?え?
ハンスくん!?
色々な人に騙され続けて、最後、おかしくなっちゃった!?
どう考えても、1番最初の、金の塊が1番良かったじゃん!!
この結末に、私も、一緒に読んでいた娘ちゃんも、呆然、、。
これじゃあ
『しあわせなハンス』じゃなくて、
『おバカなハンス』でしょ。
最後、動物に囲まれて、ギター弾いちゃっているし、、。
(本家の絵本のハンス君)
お母さんが、遠くの方で、お茶を持って来ていますね。
この絵からも、ハンス君の幸せ感が半端なく伝わってきます。
幸せが、ダダ漏れだぁ〜。
しかし、ど〜も、引っかかる。
ただのおバカな青年のお話だったら、わざわざ『しあわせなハンス』って題名にします?
『おバカなハンス』にしませんか?
暫く考えてみると、私は、このお話の奥深さに気が付いたんです。
このお話、
「幸せの価値観は、人によって全く違う」
ということを、教えているのではないでしょうか?
私は、このお話の中で、金の塊などの『物の価値』で、幸せを考えていました。
だから、1番最初の金の塊が1番良かった と思ったのです。
しかし、ハンス君の幸せの捉え方は、高価な物ではなく、
『母親が待つ家に帰る事』
だったのです。
その時点で、ハンス君にとっては、金の塊は、ただの重い石と変わりはありません。
だから、すぐさま、馬と交換したのでしょう。
金の塊よりも、母親が待つ家に帰る方が幸せと考えるハンス君。
幸せの捉え方が、凄すぎます。
いや〜。
そうは言っても、ハンス君。
社会に出てから、この幸せの価値感で生活していたら、一文無しで、お金に苦労するに違いありません。
しかし、それでも、ハンス君自身が幸せと思うならば、誰も言う事は出来ないでしょう。
ある意味、もの凄く羨ましい、幸せの価値観を持っています。
そして、ハンス君のもう一つスゴイ所は、
自分だけでなく、交換した人たちみんなを、幸せな気持ちにさせているところ。
お話の中で、幸せじゃない人が1人も出てこないんです。
自分だけでなく、周りの人までも幸せにしてしまう、ハンス君の幸せパワー、半端ないと思います。
このお話、ただのおバカな青年のお話ではなく、物凄い哲学的な絵本だなぁと感心してしまいました。
、、って、グリム兄弟、実は、そこまで考えていなかったら、ど〜します?
グリム兄弟、何で関西弁?
だとしたら、私の読書感想文の時間と、ブログを読んで下さった方の時間を返してぇ〜〜〜。
絵本。
それは読み手の捉え方によっても、全く違うお話に感じる、不思議な世界。
絵本の世界、なかなか奥が深いです。
あなたも、是非、絵本の世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか?















