小さなマナーと
暮らしのヒントを綴っています
人生を美しく整えるマナー講師
佐藤 夕です
先日、
お箸の持ち方レッスンに
年長さんのお子さまがお越しくださいました。
お申し込みくださったのは、お母さま。
そしてこの日は、
お父さまが一緒に来てくださいました。
まずは、いつものように
普段のお箸の持ち方を見せてもらいます。
まだ小さな手で、
2本のお箸をそれぞれ違う動きで動かす。
大人にとっては当たり前のことでも、
子どもにとっては、実はとても難しいことです。
ですからレッスンでは、
いきなり
「正しく持ってみよう」
とはしません。
一本ずつ持ってみたり、
指の位置を確認したり、
動かし方を練習したり。
そのお子さまの手の大きさや動きを見ながら、
少しずつ進めていきます。
今回、とても印象に残ったのが、
一緒にいらしたお父さまでした。
練習している間、
ずっとそばで見守りながら、
少しできるたびに、
「できたね」
「上手だね」
と、たくさん褒めていらっしゃいました。
※お父さまとご一緒に練習中。
お箸の持ち方レッスンでは、
正しく持つことだけではなく、
お箸を美しく扱う「三手の所作」も練習します。
お子さまが練習していると、
お父さまも一緒に挑戦してくださいました。
そして、
「これが当たり前にできるようになったらいいね」
「できるようになったら、ママにも教えてあげようね」
と声をかけていらっしゃったのです。
そして、いよいよ
2本のお箸を使って練習です。
最初から、ずっと上手にできたわけではありません。
指がずれてしまったり、
せっかく整えたお箸が動いてしまったり。
何度も持ち直しながら、
少しずつ練習しました。
それでも途中には、
正しい位置でお箸を持って、
コットンボールをつまみ、
お皿からお皿へ、自分の力で移せた瞬間がありました。
そして、
最初と比べてみると、
手元にもこんな変化がありました。
ただ、これはまだ
「完全に身についた」ということではありません。
この日は正しく持てる瞬間が何度もありましたが、
まだ、これから練習が必要です。
でも、一度でも
「この持ち方なら動かせる」
という感覚を自分の手で経験できたことは、
次の一歩につながります。
ほんの少し前まで難しかったことが、
できた。
子どものレッスンでは、
私はこの瞬間をとても大切にしています。
ご自宅での練習についても、
「好きなお菓子などを使って練習するのもいいですよ」
とお話しすると、
お父さまが、
「じゃあ帰りにスーパーに寄って、
好きなお菓子を買って帰ろう」
とおっしゃいました。
その言葉を聞いて、
なんだか私まで嬉しくなりました。
「できるようになるまで練習しなさい」
ではなく、
「一緒に楽しくやってみよう」
そんな空気が、
この日のレッスンにはずっと流れていました。
帰り道、
どんなお菓子を選んだのでしょう。
お家でも「できたね」と、
親子で笑ってくださっていたら嬉しいです。
子どもにマナーを伝えるとき、
大人が初めから何でも知っている必要はありません。
「私も知らなかった。一緒にやってみよう」
そこから始めてもよいのだと思います。
お箸の扱い方だけでなく、
日々の言葉づかいや、
人のお家を訪ねるときの振る舞いにも、
大人になってから知ることはあります。
子どもに伝えたいことを、
まずは自分の暮らしの中で学んでみたい。
そんな方へ、
無料メールレッスン
「人生を美しく整える14日間」をお届けしています。
言葉づかいや所作、人との関わり方など、
毎日の暮らしに重ねながら読んでいただけるお話です。
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ご自身のために、そしてご家族と楽しむきっかけに。
日々の中で、できそうなことを見つけていただけたら嬉しいです。







