■印象に残ったシーン・その2■
『いろとりどりの親子』この映画には
原作がある。
世界24カ国で翻訳されている
Far from the tree という本。
ニューヨークタイムズの編集者であった
アンドリュー・ソロモン氏が
10年の歳月をかけ、300以上の
様々な『違い』を抱える親子を取材し、
書き上げたもの。
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著者は同性愛者である自分を
劣っている存在なのだと
長い間考えていた。
当時、同性愛とは選択であり
矯正すべきものとして捉えられていた。
セックスセラピーという
性的嗜好を治療する場所に
通ったこともある。
彼は、それを自分に対する
虐待だった と振り返る。
・
それが、この3、40年の間に
多くのムーブメントが起き
同性愛は『治療すべきもの』から
『個性』へと変化した。
その背景は非常に興味深く
調査の対象としたい、と感じたそう。
・
ハルの療育、そして
サルサガムテープのかしわ哲さんや
東田直樹さんの言葉に出逢って
また、障害のある方々との関わりの中で
私が感じてきたことは
矯正すべきもの
治療すべきもの
行動介入すべきもの
それって
どこまで?
どこから?
誰のために?
ということだ。
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『幸福の形はいつも同じだが、
不幸の形はそれぞれ違う』という
トルストイの言葉を引用し、
映画の最後にアンドリューはこう語りかける。
『不幸の形こそ、似通っている。
幸福の形は無限に存在する。』
彼の、新しい形とも言うべき家族の、
一人ひとりの笑顔が、心に残った。
その形を人と比べる必要は
どこにもないのだ。
幸せの形に、定型はない。
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