【猫シンポジウム・レポート5】
いながき動物病院
稲垣先生
2010年に卒業したばかりの若い先生。
奥様も獣医師という最強のご夫婦!
動物愛護にすごく熱心なわけではないが
誰かの役に立つことが好き
(共感します
)
本院の他に、
4つの分院に出張し、
年間不妊手術数は
なんと5000頭を超えます。
おそらく日本でトップクラスの数でしょう。
地方で不妊手術が
普及しない原因は、
・手術費用が高い(飼い猫対象の価格)
・動物病院が少ない
そこで、
価格の安さや
地方に出張することで
不妊手術のハードルを下げます。
地域の人たちの意識向上(啓発)が
野良猫問題の軽減と
殺処分の減少につながります。
「不妊手術」と「啓発」は車の両輪です。
不妊手術は治療
病気の治療にはたくさんの労力と費用がかかりますが、
不妊手術は一匹ごとに確実な効果があります。
不妊手術による死亡率は0.1%以下
(1000匹に1匹いるかどうか)です。
コストパフォーマンスは最高です。
不妊手術1回で、
この先生まれるはずだった猫たちの
病気のみならず、
交通事故や糞尿被害や
餌やりさんの苦悩など
すべて無しにできるのですから
最大の予防策と言えるでしょう。
稲垣先生の本院は
なんと賃貸住宅です。
一般の動物病院を開業するには
約2千万円かかりますが、
TNR専門クリニックの
開業費用は150万円
(100円ショップやニトリで節約して)
別の病院に勤務しながら、
副業でスタートしました。
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まとめると
・開業のリスクは低い
・低コストの不妊去勢手術の
社会的ニーズはとても大きい。
・動物病院はたくさんあるが、
TNR専門クリニックはほとんどない。
競合他社が無いので
ビジネスにできる。
そういうモデルを稲垣先生は見せてくれたのです。
さらに、手術の技術を
惜しまず、地元の獣医さんに教えて、
将来的に、いながき動物病院の分院は
地元の獣医さんに継承することを
めざしています。
クイズです!
出張手術で
必要な3つの物って
何だと思いますか?
電気・水・屋根ですって
逆に言うと、これが揃えば
屋外でも手術できます。
多頭飼育崩壊現場などの一斉手術では、
環境が非衛生すぎる問題があります。
そこで手術用トレーラーを購入し、
衛生的な手術場所を確保しました。
今後の目標は
更にTNRを加速するために
①獣医師の育成
②公共機関での手術
③小希望出張手術
④保護猫カフェ
獣医さんの下の保護猫カフェなら
衛生管理・医療面のケアなど
抜群の信頼感です。
猫の保護活動をする
ボランティアさんの譲渡を支援するための場です。
まとめ
犬猫の繁殖の問題において
繁殖制限の手術が行えるのは
獣医師だけです。
問題解決できるかどうかは
獣医師にかかっているので
より多くの獣医師の参加が必要です。
そしてより多くの
民間、行政、獣医師の連携が必要なのです。
稲垣先生、
素晴らしい講演を
ありがとうございました。
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