ずっと書かなかった
というか、
書けなかった子猫の話があります。
川沿いで拾われた
みゅうちゃんのことです。
赤ちゃんは性別判定が難しく
保護した方には
「たぶん女の子」とお伝えして
みゅうちゃんと名付けてもらいました。
後で男の子だとわかりました(笑)
みゅうちゃんは
最初は何の心配もなく
順調に成長しました。
石神井川で拾われたげんちゃん(左) とみゅうちゃん(右)
そろそろ500g近くなり
第一回目のワクチンを
接種しようと思った頃
お腹が大きいことが気になり、
動物病院に連れていきました。
獣医さんは一目で
FIP(伝染性腹膜炎)を疑いました。
腹膜炎による
腹水貯留により腹部が大きくなる
ウエットタイプの顕著な症状が
出ていたからです。
案の定、
超音波検査で
腹水を確認しました。
FIP(伝染性腹膜炎)は
治すことができない病気
と言われています。
発病したら、通常
1-2週間で衰弱して
死に至ります。
症状が出た時に
対処療法をするしかなく、
現状できることはないため
何もせずに返されました。
改めて
その当時の写真を見ると
弱弱しいです。
どうせ死んでしまうなら
できることは
してあげようと、
それまで控えていた
お薬を使うことにしました。
風邪気味だったので
抗生剤を使いました。
総合駆虫薬ミルベマックスを
投与したら4日連続で
回虫が出ました。
もしかしたら
虫のせいで
お腹が膨れていたかと
期待したけれど
駆虫しても
お腹はポンポンでした。
むしろ、前よりも
更に不自然に大きくなっています。
お腹が重くて、
走ったり、
高いところに登ることもできません。
それから
一ヵ月経過しました。
よく食べるし
元気だし
死ぬ気配は
微塵もない。
もしかしたら
FIPではないのではないか?
一縷の望みをかけて
別の病院に
セカンドオピニオンで連れて行きました。
しかし
残念ながら
こちらの先生も
お腹の不自然なふくらみを
一目見てFIPだろうと判断し
触診だけで
腹水を確認しました。
大人の猫なら
腹水が溜る原因は
いろいろありますが、
子猫の場合は
ほとんどの場合、FIPです。
先生は私達がたくさんの猫を
抱えているのを知っているので、
余計なお金がかかる検査は
一切しませんでした。
私も余命の短い猫に
検査で、痛い、怖い思いを
させる気はありませんでした。
(これは後々、悔やまれることになります)
残された時間の
QOLは確保したかったので
何かできることはないかと
おたずねしたら
プレドニゾロン(ステロイド)5㎎を
一日あたり4分の一錠を
提案されました。
この時は、
すぐに死ぬと思っていたので
長期投与になることは
想定していませんでした。
私達は、ボランティアを始めてから
かわいい子猫を飼うことは
もうできないと諦めました。
かわいい子猫なら
誰かにもらってもらえます。
ケガや病気などで
譲渡が困難な場合
私達が引き受けざるを得ないので
常に場所を
開けておかなければなりません。
余命短い(と思われた)
みゅうちゃんは
譲渡不能なので
うちの子にしようと決めました。
こんなに可愛い子猫を
自分の子にできるなんて
うれしかったです。
実際、
みゅうちゃんとの暮らしは
楽しいものでした。
みゅうちゃんは
他の猫と隔離されて
ケージの中で
ひとりぼっちでした。
可哀想だったので、
夜は毎日、
一緒の布団で寝ました。
ケージから出すと
すごく喜んで
ゴロゴロ言いながら
布団の中に入り
お母さん猫にするように
ふみふみするのです。
たとえ
短い命だったとしても
病気やケガの猫と
暮らすことは不幸と
決めつけるものではなく
むしろ短いからこそ
幸福な尊い時間だと
気づかされました。
みゅうちゃんが
一ヵ月で死んだとしても
出会えて良かったし、
一緒に暮らせて楽しかったと
自信を持って言えます。
みゅうちゃんの腹囲は
相変わらず大きいままでしたが
体調が悪くなることもなく
元気そのものでした。
3ヵ月が経過していました。
ここまで大きくなると
どうしたらいいのか
判断に迷います。
再び、獣医さんの元を
訪れました。
FIPを疑われた子猫が
まだ生きていることに
病院の方も驚いていました。
早速、
超音波検査をしたら
こちらも驚いたことに
腹水は全く無くなっていました。
腹囲が大きいのは
肥満のせいでした。
おそらくステロイドの
副作用です。
そもそもFIPを疑われた時点で
超音波以外の検査はしていないので、
何が原因だったのか
もはやわかりません。
ともかくFIPではなかったとの結論でした。
状態を見極めるために
時間をかけて
ステロイドをやめました。
エイズ・白血病検査は陰性でした。
3種混合ワクチンを接種しました。
これから去勢手術もします。
うちの子にするつもりだった
みゅうちゃんですが、
経過が良好ならば
飼い主様を募集します。
手塩にかけた
かわいい子。
だからこそ
うちよりも、
もっといいおうちにお譲りして
幸せになってもらいたいです。
【追記】
その後、ステロイドの影響が無くなった
1月に入ってから血液検査を行いましたが
異常はみとめられませんでした。
FIPはコロナウィルスの突然変異で起こりますので
念のためコロナの抗体価を調べたら400倍と低い値でした。
(基準値としては、3200倍から陽性と判断)
現状は食欲もあり元気です。
強いて言うなら歯肉が赤いので
口腔ケアで、簡単な歯磨きをしています。
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かわいい「おまめちゃん」
慣れ方ハンパないです(笑)
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