前回の新宿セミナー同様、今回もNPO法人ねこだすけ
がセミナーのサポートをしています。

2番目の講演者は、「環境省の地域猫ガイドラインについて」
ねこだすけ代表の工藤さんから、国のガイドラインに基づいた
上手な活動の進め方をご指導くださいました。

工藤さんは、諸外国の事情や、法律に詳しく
興味深い話をいろいろ聞かせてくださいました。

加藤一二三名人の餌やり裁判
「野良猫に餌やりするのは、悪いことだから有罪になった」
と単純に解釈されてる方は多いと思います。
野良猫に餌をやったことの良し悪しではなく、
集合住宅における規約違反を問われたものです。
また、裁判では「野良猫」ではなく
「飼い猫」と判断されたことも影響したようです。
判決文の中では、保護活動については一定の理解を示しています。

荒川餌やり禁止条例
限度を超えた烏や鳩の餌やりを取り締まることを目的とした条例で
猫の餌やりを狙い撃ちにしたものではないそうです。
実際、荒川区の保健所は、地域猫の取り組みをしているそうです。
荒川区野良猫対策支援

上記2件は地域猫活動を否定するものではありません。
マスコミの強調する部分だけで誤解して、
餌やりを悪いことと思う方には、きちんと説明できるようにしたいです。

諸外国との比較
欧米に比較し、日本が動物愛護の後進国であると言われていますが
諸外国でも、動物を狩るスポーツや、動物同士を戦わせる娯楽、
動物を供物とする宗教行事などはあります。
文化・風習の違いのため、単純な比較はできません。

人と動物のよりよい共生社会をめざすのは、世界共通です。

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工藤さんは上品で素敵な奥様ですが、その一方で強くサバサバしたお方です。
気取ったところがなく、ご自身が感じる
社会の矛盾や問題点について、率直に語ってくださいました。

私が日頃感じるボランティア活動の不思議にも
明快な回答をくださりすっきりしました。