今日は私の誕生日でした。

あ、日付跨いだので昨日ですね。


祝日あって連休なので、県内の温泉地で一泊旅行です。

私の誕生日。欲しいものは……タンスかな。何だか知らんけど、私の服の収納スペースないんだわ。服が多いから溢れてるとかじゃなく、ないんだわ。ブラジャーは形崩れしないように通販の箱に並べて入ってるレベルで収納スペースない(笑)

そんな物欲なくはないけど謎な私なので、旅行でゆっくりの方が良いかなというわけです。


厳選掛け流し、部屋にも小さいながら露天付きでコスパ最高のいつも利用するご当地チェーンなのですけどね…ここ最近のお天気のせいか川が増水してうるさいです。

あと、私畳で寝れないタイプなのでね。いや、寝れるけど大変なんですわ。



昨夜、大切に思っている方が亡くなりました。

大切……?なんか違うな。

ブログで知っているだけ、会ったことない方です。

が、素敵な方でした。


命を絶たれる最後のブログ。

いつものテンションというか、特に変わった様子もなかった気がします。が、コメントとかはしなかったです。ブログの内容的にコメントしなかったとかじゃなく、旅行前で忙しかったから。


なんか気の利いたこと書けば、思いとどまってくれたのだろうか?

でも、あのブログからそもそもそんな予兆もなかったような。


元々気になっているブロガーさんではありましたが、この夏あたりから特に面白く。私が癌と診断され、何となく落ち込む時に(私のこととは関係ないけれど)勝手に励まされたりしていました。


関連した方のブログも訃報の知らせ以降更新が止まっています。そりゃ色々忙しいですから当然ですが、気になってしまいます。


週刊漫画が主人公死亡で連鎖打ち切り。のようなフィクションであって欲しいと願っています。


私の誕生日は大切な方の命日になったようです。

元々親族が誕生日前後に多くなくなっているので、それは良いのです。

厳しい暑さを乗り越えて力尽きてしまうのでしょうか?

訪問診療に携わっている時、感覚的にこの時期は多いなと思っていました。(あとは冬にインフル→肺炎とか、寒暖差で心臓発作系も多いかな)


私がこの世に生まれ。先祖が亡くなる。

娘がお腹に宿り。祖母が亡くなる。

私のひとつ下の若い友人が亡くなり。


癌の私は生きている。

そしてひとつ歳をとった。


命ってなんでしょうね。


露天風呂の灯籠に虫が集まって交尾をしています。カエルもやってきてその虫を狙っています。少し離れたところでカタツムリがのんびりお散歩中です。

命を紡ぎ、命を頂く。

そして、関係ない傍観者。


命ってなんでしょうね。




医学生の時、命に向き合う姿勢に憧れて選んだ口腔外科。その中でもハード病院と言われる中枢病院。歯科の研修医の募集枠は1人のみ、他は全員医科という難関を勝ち抜いて、命と向き合う歯医者になりたかった。


口腔癌の患者さんが亡くなった。初診時から原発は大きく、すでに肺転移していて予後はかなり悪かった。

入局当初にオペが終わっていた患者さんが再発した。もうオペは嫌だと言いながら、首のリンパ節まで転移していて頸部郭清まで受けた。

90過ぎた口腔癌のおじいちゃんがいた。本人はもう歳だから癌でも老衰でも何でも良いから苦しめないでくれという感じだった。家族は世間体重視で放射線も抗癌剤も全部やってくれ、モウロク爺さんよりこっち意見を聞けと押し通した。おじいちゃんは口の中が痛いと泣きながら、大好きな大福が食べたいと言いつつ雪見だいふくの中身だけ食べていた。


命に向き合えなかった。

職場に着くと下痢が止まらず、病棟に行くと過換気をおかし、眠れなくなり、食べれなくなり、電車に乗ると足が震え、動けなくなっていった。

心が弱かったのか、環境がハードすぎたのか。

鬱になり、ODも経験した。


私のことを気に入ってくれていた大学の教授に甘え、大学に移籍させてもらった。

でも、病棟の独特な家具を見ると過換気をおこし、時にトイレにこもっている時期もあった。元々真面目で優秀タイプの私が変わり果てたことに教授はショックを受けていたが、医局の先生みんな辛抱強く例外的な問題児を受け入れてくれた。


命を守る口腔外科は諦めた。

命と共に歩む訪問歯科を選んだ。


口腔外科で学んだ全身を見る知識だけはピカイチだった。

訪問歯科で担当していた方が亡くなったとき、医局のみんなは心配していた。またわたしが壊れるのではと思っていたらしい。

私はというと、気持ちよく送り出せるようになっていた。


最後まで美味しく大好きな大福を食べていて欲しい。

私がやりたかった医療ってそれだけだったんだろう。





話だいぶそれ、長くなりましたが。

素敵なあの方のご冥福を心よりお祈りしております。

残された皆さまも少しでも早く心安らぐ時が来ますように。




さて、眠れるかわかりませんが、可愛い子供たちを抱っこして目を瞑りましょう。