『ニュータウンは黄昏れて』
垣谷美雨
<2013年1月発行>
バブル崩壊前に買ってしまった譲団地。
20年近く経つ今もローンを抱え織部頼子は節約に必死だ。
その上、老朽化による建て替え問題に振り回される日々。
一方、娘の琴里は27歳フリーター。
ある日、友人の三起子にイケメン資産家の彼氏を紹介される。
が、彼女は失踪し、いつしか琴里が彼と婚約することに。
織部家、まさかの人生大逆転??? 一気読み必至の
傑作社会派エンタメ長編。
読んだ感想
ストーリーは2つの話が同時進行で、
入れ替わり描かれています。
ひとつのストーリーは、
都心から1時間のニュータウンも築30年が過ぎ、
大規模修繕か、建て替えかという問題をつきつけられます。
その問題をめぐり、理事会での頼子の苦悩が描かれてるのですが
住民たちは高齢化も進み、そして自分の都合ばかり主張する
エゴの衝突で紛糾ばかりで全く進みません。
そして、業者からの提案も、会社の儲け主義に走り、
住民が自分たちで独自に調査をすれは、
危うい現実的でない案もあったりして、このあたりのリアルさが
社会派を感じました。
もうひとつのストーリーは、
頼子の娘(琴里)が友人(三起子)から紹介された
イケメン資産家なのですが、それがなかなかのクセ者で、
なぜ、三起子は、自分がつき合っていた男性を
琴里に押し付けたようにして姿を消したのか???
このあたりも、謎めいていて面白かったです。
【HAIKU詠んだよ】
【雪女】 という季語があるのですが、ちっとも思い浮かびません。
そこで、雪女が、もしもゲレンデで恋に落ちたら・・・・という、
空想が浮かび、そんなありえない流れで遊びで作ってみました。笑
雪女の片想ひ
【雪女】
雪女凍てつく風と生まれけり
ゆきおんないてつくかぜとうまれけり
雪坊主 【冴ゆる】
ゲレンデのボードあやつる雪坊主
げれんでのぼーどあやつるゆきぼうず
ゴーグルの顔引き締まる冴ゆる朝
ごーぐるのかおひきしまるさゆるあさ
雪の精
ゲレンデの魔法を降らす雪の精
げれんでのまほうをふらすゆきのせい
【冬うらら】
ゴーグルの隠れた顔の冬うらら
ごーぐるのかくれたかおのふゆうらら
【雪女】
雪女想ひあふれて山荒し
ゆきおんなおもひあふれてやまあれし
【風花】 晴天にちらつく雪
吹越しは山の向こう側で降る雪が山を越えて、
風に流されひらひらと舞うこと
風花の想ひ山越え風に乗り
かざはなのおもひやまこえかぜにのり
【雪】
恋心スノードームの雪と舞う
こいごころすのーどーむのゆきとまう
・・・雪女の片想いの流れから、、、
最後は、人間世界の片想いで着地してしまいました。笑
ゲレンデの魔法を降らす雪の精 の意味は、
ゲレンデマジック です。
ゲレンデマジック とは、
ゲレンデでは、スキーウェアーや、ボードウェアーを
着た異性が、魅力的に見えてしまう。
そんな現象があるらしいです。
ゲレンデで出会い、
その後に山から下りて、街で会った時に、
あれっ、こんな人だったっけ???
印象も変わったように感じる。
山ではあんなに盛り上がっていた会話も、
街では、あまり盛り上がらない・・・
そんなこともあるらしいですね。
そんな時は、
あー、あれは、ゲレンデマジックだったんだな、と。
夢から覚めて、後になってみれば、
笑い話になるのかもしれないですね。笑
若い頃は、スキーが流行っていた時代だったのですが、
ゲレンデで恋に落ちたことがなかったので、
あいにく、ゲレンデマジックは体験できませんでした。笑
また来週、金曜日に更新します~
すてきな週末をお過ごしくださいませ。







